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そうだ、アイドルやろう③


トントン拍子に物事が進み、
気付いたら人前で歌って踊るチャンスを手に入れた。
いくつかのアイドルグループが出るイベントでのトップバッターの15分間。

しかし私が今までやってきたのはバンドのギターボーカル。しかも大学の内輪でやっていただけのコピーバンドなので公の場で歌うのは初めてだった。もちろんファンなんていない。
全てが見よう見まね、想像だった。

それでも、頭の中でなんとなく描いてただけの絵空事が初めて形になった。
見よう見まねでも下手くそでも、ステージの上で歌って踊った

そう、それだけでその瞬間、私はアイドルになったのだ。


私が気付いたらアイドルになっていたという経験をもってして、ここで伝えたいのが

向いていなくても何でもいい、下手くそでもいいから、なんでもとりあえずやってみるべきだということだ。

違ったらやめればいい。失うものがそこにあるのかどうか?リスクがあるかどうか?と問いかけて、無いなら不完全のままでもいいからとりあえずやってみて欲しい。
今までの私は、「やるなら完璧にやりたい」「ちゃんと準備をしてから」と理由をつけていたが、
結局そうやって後回しにしたことはやらないし、「ちゃんとやりたい」は実は自信がない、めんどくさいの言い訳だったりする。

例えば本を買って、「ちゃんと集中して読みたい」と思ってたら一年経ってしまった、なんて経験はないだろうか?
ちょっとだけ、と立ち読みした部分が実は1番頭に入ってたりする。そのままどんどん読み進めてしまったなんてこともあるだろう。
実際私は先述したように煙草をやめたのだが、
「明日から禁煙!これで最後!」なんて思わず、「試しに1日我慢してみる」が3日となり、1週間となり、「せっかくならもう少し」で気づけばやめていた。

なんだって「ちょっとだけ試しにやってみる」だけでいい。

その繰り返しが人生となるかもしれない。

私はまだその途中にいる。
アイドルとなってまだ3ヶ月。

「ちょっとだけアイドルやってみる」が人生となる景色をぜひお届けしたい。

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