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では、何をするか。


先日コーチングの体験をしていただいた25歳の女性。

「やりたいことが見つからない」というのが
コーチング体験のきっかけでした。
頑張っているけど、
本当は何がしたいのかわからない。
これからのキャリア形成について、
自分のやりたいことを問われても
いつもそこで立ち止まってしまう。

…でも、今精一杯頑張っていますよね?
やらなければならないことは、
きちんとやり遂げたいと思ってます。
義務はきちんと果たしています。
…やらなければならないんだと思うとできるんですね。
はい。
…では、今、大切な自分のためにやらなければいけないことを探してみませんか?どんな小さなことでも良いので。

すると、
彼女はちょっとびっくりしたような顔をして
「あっ」
と言いました。
「腑に落ちました」
「私は、自分のやりたいことをやらないといけないと思っていたんですが、やるべきことを考えたことはなかったかも」

(ご本人の了承を得て再現させていただきました)

この方は、大学で就活が始まってからというもの、そのモヤモヤを抱えて就職し、ずっとやりたいことがわからない自分に「諦めていた」そうです。
でも、真面目に仕事をして頑張ってきて、仕事に行き詰まってしまったら、このモヤモヤがあまりにも大きくなって、
自分の理想が描けない人間=将来に何も希望のない人間と解釈していたようです。

今回、このセッションの中で、やりたいことがなかったとしても、自分の大切な時間を何に使うかを考えることはできるんだと、はじめて気がついたそうです。
やりたいことでなかったとしても、自分でやるべきと決めたことができるなら、充実した時間を過ごせる…そしたら自分を嫌になることも諦めることもないかも。

どんなことであれ、
無為に時間を浪費してしまうのではなく、
行動して意味のある時間を過ごせたとしたら、
それが
やりたかったことなのか
やるべきことなのかはともかくも
自分のために充実した時間を過ごせた
そう思えるのではないでしょうか。

彼女は、そう、
「腑に落ちた」のだと思います。

あなたは今のこの時間、
やりたいことをしていますか?
それとも、
やるべきことをしていますか?
どちらにしても…
あなたにとって価値ある時間の過ごし方なら
喜ばしいことですよね。

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