日本を元気にしたい!BuyChatはただのECプラットフォームじゃない!
中国、ドイツ、アメリカと長い海外生活を経た自分は、帰国当時日本をある種客観的に見ていました。その中で特に心の底から感じたのは日本の製品の洗練された品質や美しさ。
海外ではなかなか考えられないくらい深いところまでが設計されており、”おもてなし”を感じます。
帰国後、就職までの間に国内を色々旅行していたのですが、そんな中で意外と東京では出会えない、小さな商店街で売られている品々やふらっと入ったお店での店主との会話に心が踊りました。中でも石川県で出会ったガラス工房での体験はとても心に残っており、職人さんが丁寧に一つ一つの作品の裏にあるストーリーや作成過程を教えてくれました。(もしかすると、東京では気が付かないだけかもしれませんが、、、)
その後、結局就職せず起業をすることになり、その最初のビジネスとしてペットフードのD2Cを選びました。自身でショップオーナーとしてドッグフードのD2Cを運営していたこの経験は、BuyChatを語る上でとても大事な要素の一つです。
愛犬Chaiがきっかけでドッグフードを販売していた時代
ペットフードの販売をはじめたきっかけは愛犬Chai。アメリカから帰国後に全くドッグフードを食べなくなりました。最初は好みの問題かと思い、ありとあらゆる市販のドッグフードを試しましたが、一向に食べてくれませんでした。心配で色々と調べる中で分かったのが、アメリカと日本のペットフードの品質基準に大きな差があるということ。アメリカではペットフードは“食品”として扱われていますが、日本では“雑貨”として扱われています。そのため、出荷するために求められる品質基準が違うのは当然のこと。食品基準を満たしたご飯を食べていたChaiがある日突然その差を違和感と捉え、食べなくなったことも納得できました。
愛犬Chaiのためになんとかしなくては、と思った私は手作りのペットフードを無添加で作りはじめました。そうすると、今まで通り元気にモリモリとご飯を食べるようになってくれて、本当に安心しました。意外と作るのが大変で時間もかかるなあ・・・と思っていた時に、ふと自分と同じように品質のいいペットフードを探している人がいるのではないか?そう思った私はChaiに作っていたご飯を売ることに決めました。
一からECサイトを構築し、集客し、お客さんに喜んでもらってファンにさせていくのはなかなか簡単なことではありませんでした。特に、せっかくたくさんのこだわりが詰まった商品を作って売っているのに、その商品の良さをオンラインではなかなか伝えられず苦戦しました。
結果として最初の数ヶ月で月商600万円の売上を達成できたものの、同時にオンライン販売の難しさも実感しました。
D2Cのビジネスを始めてから、自分と同じようにひとり、または小さな規模でやっているショップさん、いわゆるスモールビジネスとの交流がうまれました。そんな中で気が付いたのが、どんなに良いものでも売る、売り続けることが難しいということ。
ECって当たり前だけど、物を売るためのプラットフォームに過ぎないんだ・・・
出会ったスモールビジネスはもちろんのこと、国内旅行をしていた当時の石川のガラス工房のおじちゃんの顔が頭に浮かびました。
「ただのEC開設サービス」ならすでに存在していた中で、なぜ自分がわざわざ順調に進んでいた事業をピボットしてまでプラットフォーム事業をやろうと思ったのか。それは、私の原体験に基づく「日本のスモールビジネスがもっと輝ける環境を作りたい」という強い思いからです。
Chaiが目指す姿
Chaiの目標は、単に新しいECプラットフォームを提供することに留まりません。
「日本のスモールビジネスが世界で活躍するための環境を整え、その魅力をより多くの人に伝えることです。」
現在、BuyChat利用者の30%以上が初めてECを開設したショップオーナーであり、一部では1人で運用しながら毎月100万円以上の売上を上げるショップも存在します。
「オンラインショップを作っても売れない」という言葉を最近よく聞くようになりました。それはそうです、箱を作っているだけですから。売れるECショップを作るには、しっかりとした訴求も必要なのです。
スモールビジネスのショップオーナーさんの魅力を最大限に伝えられること
誰でも簡単に運用しやすいこと
この2点を意識しながらこれからもBuyChatを初めとするサービスを作っていきたいと思います。
今年もBuyChatはどんどん進化していきます
今年はBuyChatにとって躍進の年です。
スマホ管理画面のリリース、チャット機能の進化、サポート体制の強化など、上記の世界観を実現するための様々な取り組みを始めています。
これからもEC業界を「今までにない形」で盛り上げられるよう頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!