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日本でモンスターキッズが大量生産されている!

久々のnote。サボり過ぎですね。

最近英語のレッスンをしていると、数年前までは皆無だった減少が当たり前のように起こっています。

ん?あれ?なんかおかしくないか?と違和感を感じつつもやり過ごしてきました。なぜなら、だれもがそれが当たり前であるかのように話すからです。

私だけがそう感じているのかもしれませんが、その違和感についてまとめてみます。


私が子供だった頃

それっていつの話?って思われるでしょうけれど、私は54歳なので、かなり昔です。その当時も悪ふざけをする子はいましたし、頭の悪い子もよい子も一緒に勉強していました。割と厳格な先生のもとで、です。怒られる、叩かれるは当たり前のことでした。保護者も先生のすることには文句な度一切言わなかった時代です。虐待なんて言葉、存在すらしていなかったかもしれません。

私の子供たちが子供だった頃

そんな昭和な幼少期を過ごして大人になった私が生み育てた子供たちは、厳しい親(つまり私)に育てられました。幼少期(末っ子が小学2年まで)はイギリスの現地校に通っていたので学校での生活指導は日本の子供たちとは異なるかもしれませんが、厳しい校長先生とまぁまぁ優しい担任の先生やほかの先生方にお世話になっていました。日本に帰国してからも、まだそれなりにしっかりと指導していただいていた気がします。仲間外れやいじめの問題にも対処してくださっていましたし、特別荒れた生徒もいなかったように記憶しています。

私の子供たちの子供(まだ実在しないけど)くらいの年齢の今の子どもたち

さて、最近のちびっ子たち(孫と言ってもおかしくないくらいの年齢)ですが、X(旧ツイッター)などでよく目にするのは小学校低学年での英検、小学受験、中学受験、おうち英語、サピックス、4歳で公文のそろばん(暗算?)問題などなど、教育のレベル非常に高いご家庭で育ち、とにかく半端ない「勉強」の量をこなすスーパーキッズがポコポコあちらこちらにいるんですね。

一方、野生児みたいな子もうじゃうじゃいるわけですよ。私の英語教室にも、野生児とまではいかないものの、レッスン中に、しかも私が話をしているときでもかまわず、自由奔放に立ってうろうろし教室内においてあるもので遊びだす子や、指示を聞かずにさっさと自分で自己流に取り組み後でやり直しをさせられる子、机の上に座ろうとする子がいます。


数年前にはそういう子、いなかったんですけどね。どうしちゃったんでしょう?ほかの地域の学校や塾、教室などでも状況は同じようです。こういうモンスターキッズは集団の規律を乱すため、なかなか授業やレッスンが進みません。したがって当然ながらレッスン中の「学び」がわずかです。しかも普通のお行儀のよい子も巻き添えを食らいます。

私が住む町での例では、これは保育所の「見守り保育」というものが原因ではないかと思います。保育所で躾ができていないから、小学校に入って「授業」を受けられる体制が整っていない。だから授業内容が薄まり、結果として学力が全体的に低下する、と私は憶測しています。

少数のスーパーキッズVS多数のモンスターキッズ時代に突入

少数のスーパーキッズが都会で育つ傍らで、地方ではモンスターキッズが量産されています。学校も特に対策を取ろうとせず、卒業させるまでの辛抱と言わんばかり。学力は全体的に低く、勉強ができる子はクラスに一人か二人程度です。たとえば、同じ5歳児でも都会で公文だの英語教室だのと教育を受けている子はひらがなカタカナ、簡単な計算、そして英検4級なんて余裕という感じですが、地方には塗り絵すらままならない子がいます!こんなに早い段階でここまで差が付くと『挽回』はかなり厳しいでしょう。これからの時代、モンスターキッズを相手にいかにうまく指導をしていくか、が日本の将来を大きく変えるのではないかと思います。


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