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私にとって手帳とは

小学6年生の頃から、毎年スケジュール帳を買い、紙でのスケジュール管理を続けてきた。
はじめは、予定さえ把握出来ればそれでよく、学校の予定や遊びに行く予定など書くだけで終わっていた。ただ書くことが楽しかった。

中学生になると、部活のミーティングで毎回目標と反省を書く時間があったので、スケジュール帳と普通のノートの2個持ちが普通になった。

高校生になっても、目標と反省を書くことは変わらなかったものの、スケジュール帳と目標ノートが別であることが面倒になり、スケジュール帳のフリーページに目標と反省を書くようになった。

高校3年生では、目標と反省だけでなく、今後のタスクや、ウィッシュリストなんかも、一緒に手帳に書くようになった。
受験生の頃は、ゴールに向けた勉強計画やその達成状況なんかも記録していた。
計画や思考を整理するには、スマホのメモよりも紙に書く方がいい、ということにもこの頃気づいた。

大学生になってからは、それまではマンスリー+フリーページだったスケジュール帳を一新し、バーチカルなウィークリー手帳を選んだ。
今はその年のやりたいこと、行きたいところなどの記録と、月、週、日単位のやるべきタスクを手帳で管理している。部活で使っていたノートと、受験勉強で使っていた計画ノートを合わせたような感じだ。大学の友達に驚かれるくらいには、びっしり書いている。
スマホのカレンダーなんかも試してみたが、私にはやっぱり紙の方が質の高い計画が立てられるし、気持ちの整理がつくと感じる。

振り返ってみると、初めてスケジュール帳を買ってからの約8年間、少しずつ手帳が進化している。最初はただ予定を書いていくだけだったはずのスケジュール帳が、今となってはそれ以上の意味を持つようになった。もはや「ただ書くのが楽しい」という理由だけでは、とても表現できない。

今の私にとって手帳は、私が私らしくいられる場所だと思う。手帳に書くことで、自分のなりたい姿・やりたいことは何か、そのために今何をするべきなのか、それを再認識することができる。手帳を書かなくても、見返すだけで、ありのままの私を取り戻すことが出来る。明日が少しだけ楽しみになる。

私にとって、手帳を書く時間・手帳を眺める時間は、私が私らしくいるための大切な「ひとり時間」だ。私にとって手帳は、なくてはならない心の充電時間だと思う。
誰になんと言われようとも、デジタルが主流になろうとも、私の中ではずっと崩れないし、どんなに忙しても手帳を使い続けるのだろうなと、今は心からそう感じる。

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