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【大掃除でよくある風景】掃除を始めたつもりが・・・で一日終わる

今年もいよいよ恒例の【年末大掃除】の季節

【愛用の勉強机から出てきたモノ】

先日実家に帰省し気合を入れてはじめた大掃除
まずは、長年放置状態の勉強机を処分することになり、棚や引き出しの中を掃除することから取り掛かりました。

以前の私は、モノが捨てれず溜め込むクセがありました。
引き出しから出て来たものは、テスト用紙、教科書、通知表などなど。

【3種の文具と再会】

そのほかには、小学生必須アイテムの3種の文具「分度器」「コンパス」「彫刻刀」が!
趣味が「版画」「角度を測る」「丸を描く」でない限り普段の生活では出番がない文具たち。
勉強に勤しんでいた時を思い出しながら文具に感謝しつつ処分行きへ。
(ありがとう!)


【当時の私の宝物発見!】

それから机の中から出て来た私の宝物!
当時のロゴの渦巻がとても懐かしい「ジャスコの紙袋」
(私世代にはとてもウケているはず!)

その頃は宝物でも、今ではまったく心のときめきがありません・・・。処分行きへ。

【棚から出てきたモノとは】

上の本棚に移り出てきたモノは「卒業アルバム」と「卒業文集」
「卒業アルバム」には懐かしい面々があどけない顔でお決まりのピースサインポーズで収まっている。
手書き時代の「小学校の文集」には「6年間で思い出に残った出来事」とありがちな「将来の夢」がそこに綴られていた。

私は掃除の手を止め、みんながその頃に思い描いていた「将来の夢」気になりはじめ読み更けることに・・・


【あなたの夢とは】

スポーツ万能なK君の夢は

“世界一周したい”“詩を書きたい”

最後の一文には

“鳥になりたい!”

K君は社会人になり、会社を辞めてアメリカに渡りギターを弾きながら旅をした。今も変わらず自由人でとても個性的な人になった。



アイドル好きなCさんの夢は

“伊藤かずえさんのような女優になる”

結婚し子供を産み離婚、今では居酒屋を経営している。お客さんと接することがとても幸せなのだと話していた。



【私の夢は】


“美容師になりたい!デザイナーになりたい!ディスクジョッキーになりたい!
でも・・・センスもないし上手く話せないしやっぱりやめます!
でも、でもテレビ局で働きたい!

ツッコミどころ満載で笑える。なぜ上手く話せないのになりたいと思ったのか?
なぜテレビ局が出てきたのかが謎である。
今の私は・・・絶賛転職活動中です!

【当時の想いが詰まった1冊】

処分されるはずの「文集」にこれほど心がときめくとは思ってもみなかった。

“そのほかにも親の働いている後姿を見て家業を継ぐ!”N君。

“担任の先生に憧れて私も小学校の先生になる!”Sさん。

友人たちが日常で何を想い、考えていたのかに触れることができるのが「文集」なのだと思う。
まだ誰ひとり「YouTuber」なんて書く人なんていない時代。
だからこそアナログ時代の夢にはこんなにも心が動かされるのだと思います。

大掃除のつもりがいつの間にか読書時間になってしまったが、決して時間をロスした訳ではなく、「心の清掃ができた時間」のように感じた。

「文集」はいろんな人の「想いが詰まった文学集」だと私は思います。

友達を懐かしみながら正月の愛読書にぜひ、「文集」を片手に過ごしてもらえたら嬉しいです。






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