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はしりがき-星を映す鏡でありたい-
先日、ありがたすぎることにTXTのコンサートに参加させてもらってきた。
お世辞にも近いとは言えない席で(とはいえ会場がそんなに大きくなかったので言うほど遠くもなかったけども)、これまでオンラインで参加したものと比べてパフォーマンス自体はどちらが見やすかったか、と言えば正直、、、ということももちろんあるのですが、それでもやっぱり、明確に「現地で見ることができて良かった~!」と思ったものがある。
それは、ペンライトの光の海と、それに照らされるTXTである。
単純に自動制御のペンライトの現場に入ったのが初めてで綺麗さに驚いたというのもあるんだけど笑、
やっぱり、会場を埋め尽くすファンのキラキラと、それを受けてとっても幸せそうな彼らを見ることができて、すごく心があったかくなった。好きな人たちが愛されているところを見るのは、ほんとうにうれしい。
早いものでコンサートに行ってから1週間が経ち、どんどん記憶も薄れていくので、チャッと書ける分だけでも感想を残しておこうと思った次第。はしりがき。
ところで、先日のBTSのRMさんのお誕生日に際して、以前彼が言っていた(たぶんDocu Seriesのどこかだったかと思う)こんな言葉を思い出した。
「舞台裏では色々な葛藤があるが、舞台に上がって歓声を聞くと、その歓声がお前は生きているんだぞ!ともう一人の僕に見せてくれる気がする」「音楽には聴く人がいるから意味があり、本には読む人がいるから意味があるのと同様に、ARMY(ファン)が僕らの仕事の理由」
そして、これとすごく似ていることを、ボムギュくんが先日のコンサートの終盤で言っていたのが、すごく印象的でした。
「みなさんのキラキラした目を見ていたら、なぜ僕がステージに立つ必要があるのかがわかった気がします」(ニュアンス)
これらを少し一般化すると、ファンがいるからアイドルは自分たちの仕事に意味を見出せる、ということかと思います。
裏を返すと、「ファンがいなければ/見えなければ/(歓声が)聞こえなければ、アイドルが仕事に意味を見出すことは難しい」ということかな、と思って、デビューと新型コロナの蔓延の時期が近く、ほとんど有観客の経験がなかったTXTのこれまでに、またまた思いを馳せてしまいました。本当に、私が君たちを見つけるまで踏ん張ってくれていてありがとうね、と。
よく、アイドルオタクが口にする言葉として「ファンはアイドルの鏡」というものがあるかと思います。ファンが口にする場合、「マナーが悪いとアイドル側まで世間から悪く思われる(からきちんとしよう)」みたいな戒めであることが多いかと思うんですが、「アイドルたちに、自分たちのやっていることの意味」を見せるという意味でも、やっぱりファンは鏡なんだな、と思いました。
KPOPには「꽃길만 걷자(花道だけ歩こう)」という言葉があるかと思いますが、結局彼らの目に映るものを花道にするのも砂漠にするのも鏡たるファンなんじゃないかと思ったんですよね。ファンの歓声が彼らに仕事の意味を見せるということは、ファンや世間からのバッシングや罵声は、彼らの仕事を無意味なもの、つらいだけのものにするかもしれない、と改めて胸に刻んだのでした。
蛇足的なことを言うと、TXTにはMaze in the mirrorという練習生時代の悩みを歌った曲もありますが(コンサートでも歌っていましたね)、やっぱりファンというものが見えない時の鏡は迷路(自分がどこにいるのかわからない)なんだな、彼らが見つめる鏡の中を花道にできるようなファンでありたい~~と思うのです。
そして、今回のコンサートで、TXTが言ってくれてとってもうれしかった言葉がある。(厳密にはスビンくんの言葉)
「僕たち、お互いの星になりましょう」
今回のコンサートは、アンコールも含めた最後の曲が;(땀)(sweat)だった。これは、TXTがMOA(ファン)に向けた自作の未音源楽曲。少し前まで、発表された当時のファンしか聞けないように隠され、大切な大切な秘密とされていた曲、とのことである。
オンラインのみだった1stコンサート(ACT:BOY)のアンコールで歌われたことを皮切りに、発表以降にTXTを好きになった私みたいなMOAにもちょっとずつ共有されていって、今ではYouTubeでもコンサート映像とともに聞くことができるこの曲には、こんな歌詞がある。
「믿어 저 위 별처럼 빛을 낼 거야 Like us, 더욱 빛나 줘(信じて、僕たちは星のように輝くよ、だから僕たちみたいに、もっと輝かせて)」
ペンライトやスマホのフラッシュライトの光に照らされて、こんな風に歌う彼らを見たら、本当にグッときた。
ファンは僕たちを輝かせる星だよ、と言ってくれる優しいグループを好きになれた私は、なんて幸せなんだろうって。
星のようにキラキラ輝くTXTは、私の中のきれいな気持ちを、こうやって照らしてくれるんだなあ、と心から実感したのでした。
いっつも同じところにたどり着いてしまうけど、TXTの目に映る鏡たる我々MOA(ファン)がいつまでも綺麗で星であるように、TXTを照らす星がなるべく多くありますように、
お互いがお互いを照らせる日々が少しでも長く続くようにと、祈ってみる毎日です。トゥバトゥワリワリ、、、、。
<余談>
TXTの物語(tUは)星が眠りに付いてしまったところから始まり、展開中のWebtoon・ノベルも「星を追う少年たち」なわけですが、
星追いの中でスターワンたちを導くのがミント色の光(おそらくモアボン=ペンライトを意識している)ことを踏まえると、もしかしたら今後は少年の成長という軸と並行して、アイドルとファンがつむぐ奇跡・可能性を描いていってくれるのかなあ、と思って、少しワクワクしております。TXTの世界はどこまでも優しいなあ。
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