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2021年のはじまりに、『シロナガスクジラ』を持ち上げてみた

ふぅ。
今日は2021年1月2日。新年あけましたね。
そして、"ようやく"の本当の使いどころは今だったんだ!と初めて気づくくらいにはようやく、重たい腰を上げて書いてみました、初note。

私のことを知っているかたは、こんにちは。
私のことを知らないかたは、はじめまして。
タカミです。(実は名字です。)

普段はテテマーチ株式会社でプランニングディレクター(名前だけだとめっちゃ欲張りな職種)をしています。

自己紹介note的なのはまた今度まとめる予定ですが、取り急ぎはタカミのTwitterを見ていただくとタカミの人となりがわかるかと思います。

基本的には、

LiSA>>>>>>超えられない壁>>>>>>LiSA以外のすべて

って感じで人生やらせてもらってます。

レコ大受賞おめでとう(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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さて、自己紹介はこのくらいにして。


今日伝えたいことは、noteを書くまでの腰がどのくらい重たかったかという話。
それはそれは、もうね、地球上で最も重たい動物種とされているシロナガスクジラ(推定173トン)より重たかっt


今日伝えたいことは、『重たかった腰を上げることができたきっかけ』についてです。


しかし、なぜ伝えたいと思ったか。それは最後まで読んでご自身で考えt


しかし、なぜ伝えたいと思ったか。
この世には他にもたくさんいるであろう私みたいな思いをしたことがある、もしくはまさに今している方々の、選択肢や可能性が少しでも広がればいいなと。

あ、先に言っておきますが、タカミのnoteは基本的には自己満であり、お役立ちコラム記事のように有益な情報が掲載されているわけでもないと思います。

また、ライターを生業にはしていないのでお見苦しいところもあるかとは思いますが、生暖かく見守っていただけると幸いです。
(ええ、そうですとも。めちゃくちゃリスクヘッジしてますとも。)


でも、タカミがこうして書くことにより言語化されたり、生み出される「言葉」があったとして、それがいつか誰かの何かになったり、時には役に立ったり、もし一人でも読みたいと思った人がいてくれたなら、それが「人生」というものなんじゃないでしょうか。


あーまって、ちがう、ちがうの!行かないで!!!


そんな大層なことをしようとしてるんじゃなくて、単純に、自己満!(おい)


おそらく誰もが、自分のために自分の人生を生きてるわけで、それなら生きてる間に自分が表現したい気持ちや、誰かに伝えたいことを表現せずに抑える必要ってあんまりないよなぁ…と思ったわけです。

ただ、今までもこうして書いて表現しようとしたことはあるんです。しかし、そのたびに「ソレ、ジュヨウ、アル?」と脳に向かって語りかけてくるリトルタカミデビルたちによる"需要確認祭り"が開催されて稟議が通らねえ通らねえ・・・そのたびに腰が重たくなっていったわけです。


ハッ…!
ナッ…!お前たちだったんか!腰が重くなる原因!逃がさんぞ!


おっと、失礼しました。

つまり冒頭に書いた「この世には他にもたくさんいるであろう私みたいな思いをしたことがあるもしくはまさに今している方々」というのは、上記の私のように、表現することに躊躇う方々、かつ、この後に綴っていく出来事を経験したことがある、もしくは傍から見て感じたことのある方々のことです。(勝手に仲間にしてしまってごめんなさい。)


私は昔から(い、いきなり始まった)
セミナーやLTなど人前での発表や、クライアントさんとの打ち合わせの場、友達とのお茶会(飲み会でええやん)や恋人や家族との他愛もない会話…それを全部ひっくるめて「しゃべり」としましょうか。

その「しゃべり」がとにかく長い、わかりにくい、伝わらない、ナニイッテルカワカラナイなどと、もう言われ放題もいいところ。(あ、50億パーセント私が悪いのですが。)

勘の鋭い方はここまでの文章を読んでもう既にお察し案件って感じだと思いますが、お手柔らかに・・・


最初にそんなことを言われてしまった時は衝撃も衝撃。
忘れもしない・・・あれは確か、2年前の春頃だった。


~回想シーン~


2019年4月、テテマーチに入社してすぐのことだった。
経営企画室で人事をしている先輩社員から一言。
「タカミちゃん、2週間後くらいに、みんなの前で自己紹介も兼ねて"入社者LT"をしてもらうねっ(^_-)-★」

これまで生きてきて初めて、先輩のウインクに震えた瞬間だった。

ウインクしてたかは覚えてないし、たぶんしてない。


あ、念のために説明しておくと、「LT」はライトニングトークの略称で、5分程度の短い時間でテーマに沿った発表をするプレゼンスタイルのことらしいです。

したがって、そのウインク先輩が言っていた入社者LTってのは、新しくテテマーチに入社した者にのみ与えられる「入社してみて感じたことなんでも自由に語れるのは今しかないよ!忖度しなくていいんだよ!いわば、あんた今スター状態だよ!」という権利。(そうだったの?)

例えば、入社してみてすげ~!!と思ったこととか、自分はこういうことしてきたよ〜!とか、テテマーチ入ってこんなことしたいよ~!とか、あとは新しく入った人だからこそ気づける視点とかもあるわけで、会社を進化させていくためにも、こういう取り組みをしております。


で、

私はそのスターを獲得したわけなんだけど、どうにもこうにもワクワクしなかったん…だよなぁ…(ごめんなさい)

なぜなら、人前で話すことに苦手意識があったから。

でも、ここをクリアしないと次のダンジョンには行けない・・・仲間のためにもやるしかない。(仲間どこ?)


意を決して、万全の準備をして、挑んだわけです。


結果・・・・・・・・・・・・



惨敗。


ま、まぁ惨敗と言っても?
こ、声はめちゃくちゃ出てたし?(声はかなり通るほう)
み、みんな頷いてくれて…たし?(え、そうだよね?)

じゃあ何が惨敗と感じたかというと、
終わった後に聞いてくれた方々からいただいた感想が、


「声は後ろまで聞こえやすかった」
「結論までが少し長いと感じました」
「何を伝えたかったのかがわからなかったです」
などなど


そうよねぇ…昔から声はよく通るのよねぇ…(白目)
遠い昔にお父さんが某プロ野球チームの応援団長とかやってたんだけど、団長になったのも声が一番よく通るからだったらしい。たぶん遺伝。ありがとう、お父さん。


ちがう。そうじゃなくて。
伝わらないんじゃ、伝えたことにはならないんじゃ!!

だから自分の中では惨敗だった。

スター使って意気揚々と先頭まで行ったのに、後ろから飛んできたキラーで爆破されて最下位に。そんな気持ち。

その文字列を見た瞬間は、ムカつく、悔しい、悲しい、怖いという感情がこみあげてきたのを覚えてる。
うぅ・・(ここで左胸あたりをおさえて苦しそうな顔をする)


うまくしゃべれない自分、そもそもで"伝える"ための準備ができていなかった自分にムカつくし、ただただ悔しかった。


なんなら、声だけは無駄に通ることにすらムカついた。オェェェエエエェェン(響き渡る泣き声)


悲しかったのは、(えぇ…みんなぁ…感想ハッキリ言いすぎじゃ…なぁい…?)って思ったから。


でも、これが後になってかなり私の糧となり、力となってくれたので今となってはめちゃくちゃスーパー感謝。
これからもハッキリ言ってね!!!!!!よろ!!!!!!


あと、"怖い"っていうのは、実はムカつくより先にこみあげてきた感情。
自分に対して反省する前に半分やけになってしまい、素直に受け止められず、

は!?じゃあもういいよ!しゃべらなければいいんでしょ!(ほんとは伝えたいことあるのにこんな風に言われちゃうならもう伝えられないよ…)

って感じでした。
めちゃくちゃ卑屈でしたし、自分の傷心した心を守るために必死。


たぶん、これまでの環境はものすごく守られて甘やかしてもらっていたんだなって気づいたランキング令和で第1位。

だから、初めて、人にフィードバックもらうのってこんな怖いのか…って感じました。

この時は"フィードバックもらう"という感覚ではなく、なぜか"怒られた"と思い込んでいるから怖かったんですかね。(アホか?)

~回想シーン終わり~


そう、これが「しゃべり」に対する初めての挫折。(だと思う)

しかしそのあとも、会社でのLTにとどまらず、社外向けのセミナー(大丈夫!?)、社内でみんなに向けて発表する機会などは続きました。


もうしゃべりたくないはずなのに、なんでこんなに機会をいただいたり、機会を自ら掴みに行ったりしたんだろう・・・
自分で掴みに行くのはさすがにバカなのかな・・・

と、思ったこともあるんだけど、真実はたぶん一つ。


伝えたいことを伝えたかった


んだと思う。
伝えたいことがあって、伝えたかったんだろうね。(そのまんま)


あとは単純に負けず嫌いだから、自分に負けたと思ってる状態をそのままにしておくのが気持ち悪かったんだと思います。

だから、その自分の目の前に立ちはだかった壁をぶち壊すためにも、そのあたりからは、"怒られた"と思い込んじゃってたフィードバックとかも素直に受け入れて、トライ&エラーを繰り返して、何回も経験を重ねてきました。
(機会をくれた環境と、フィードバックをくれた方々ほんとにありがとう)


で、「しゃべり」が上手くなったかと思うじゃん???


てか、上手くなってろよ!!!じゃん????


世の中そんなに甘くないよ。


頭の中で、マックで隣の席にいた女子高生が言ってた。(さて問題です、女子高生はどこにいるでしょう?)

そんなすぐに「しゃべり」が上手くなるわけもないし、私ってしゃべるときのクセがあるんだけど、結局はそれが足かせになっちゃってるんですよね。

~タカミのしゃべるときのクセ3選~
・考えながらしゃべる
・しゃべってる途中に他にも言いたいこと出てきちゃう(←こいつド級に厄介)
・他の言いたいことが出てきちゃうから結論まとまらなくなる

は???そんなことある?????


ある。あるの。あるんだよ。("ある"の三段活用)


で、自覚してるのに直せない。
というか、いざ本番になるとパニックになってクセが出まくる。
では、まずはパニックにならない方法から探そうか。

と、まぁ、こんな調子でどんどん話が長くなっていくし、noteも長くなって・・・・・・あぁごめんなさい。


そんな折、悩みながらも挑戦をし続ける私のもとに射した一筋の光。


それは、作家の岸田奈美さんのお言葉。


(みなさんお待ちかね、本日の本題だよ!!!)

岸田奈美さんは100文字で済むことを2000文字で書いてしまう作家さんです。(もっと丁寧に紹介せえ)

岸田奈美さんの紹介は私がするより岸田奈美さんのnoteを見たほうがいい。

と、断言できるくらい岸田奈美さんのnoteに岸田奈美さんのすべてが詰まっているような気がします。
最初は"岸田奈美さんの書くnoteが好きだ"と思っていたけど、途中で、"私が本当に好きなのはnoteというより岸田奈美さんなんだ…"って、思うくらい。

(さて問題です、ここまでで"岸田奈美さん"は何回出てきたでしょう?)


小説は好きだけど、同じ書き物でも、これまでエッセイやブログというものに一切興味がなかった私の心も今やトリコです。


読んだことない人、読もうと思ってるのにまだ読んでない人、

判断が遅い。

ほらぁ・・・鱗滝さん来ちゃったよぉ・・・

けど、いつからでも遅くないのでぜひ読んでみてください。


で、岸田奈美さんのお言葉=私に射した一筋の光というのは、

現在会社で参加しているGOさん主催のクリエイティブディレクターを育てる講座「THE CREATIVE ACADEMY(ザ クリエィティブ アカデミー)」(略称:TCA)で、岸田奈美さんが講師として来てくださった回で聞いた一言だった。


「しゃべりで表現するのが苦手なら、書けばいいんですよ。」


・・・エッ

・・・ナンテ?


ガチャンッ(鍵が外れて)

ギィィィ(重たい扉が開いて)

パァァァァァァ(目の前に広がる晴天)


ちなみに、岸田奈美さんのお話を聞いて、しゃべりが苦手そうという印象はみじんも受けなかったです。

ただ、ご本人が言うには、しゃべると話が長くなってしまい人の時間を奪うことにもなるので「書く」らしい。

また、「書く」ことが自分のためにもなる上に最も表現しやすいから相手にも伝わりやすい方法らしい。

人の時間を奪うとか、考えたこともなかったよ。


そのとき初めて、
私の話は長いから物理的に人の時間を奪うし、
何を言いたいのかがわかりにくいから聞いてる(しかも半ば強制的な環境で)人にとって地獄なのでは・・・?

と気づきました。(おそっ)

これ・・・相当やばいよ・・・本当に今までごめんなさい!!!!!!


というわけで、これからも「しゃべり」は改善する必要があるし、挑戦はし続けていきたいと思うんです。

だけど、岸田奈美さんが言っていたように、

"相手のためにも"伝える方法は考えて、変えていく必要がある

と気づかされた出来事でした。


伝えたいことを伝えたいのならば。


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これが、シロナガスクジラより重たい腰をグイッと持ち上げてくれるきっかけになったお話でした。


つまり、伝えたいことがあるから、私は「書く」ことにしてみたって話です。

もし同じ悩みをお持ちだったり、同じような出来事に遭遇したことがある人には伝えたい。

表現する方法はいくらでもあるから、表現することはやめないでほしいです。私もやめません。たぶん。


だけどね、書いてみて思った。

「書く」って本当に大変。

岸田奈美さんも講座の冒頭で、"「書く」って基本的にはしんどいんです。"って言っていたのだけれど、思っていたより…本当にしんどいですね、先生。


だからこそ、「書く」ことで人の心を動かしている方々は本当にスゴイデス。キューブ、アゲマス。


最後に。
シロナガスクジラを持ち上げてくれた岸田奈美さん、本当にありがとうございました。

岸田奈美さんのnoteはこちら↓
https://note.kishidanami.com/


今日もいい日だっ★(これはLiSA)

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