【育児日記】激変する愛情曲線と、変わりゆく夫婦関係
【育児小話】~むすめとおでかけ~
最近、おでかけする機会が増え
ベビーカーで近所の公園に行ったりしています。
その最中、むすめは寝ていることが多く
寝たまま、帰宅することも良くあります。
外は色んな音がしたり、風も吹いてるけど
そんなに気にならずに寝れるのかぁ、と思ってました。
ある日、いつもより長い時間お出かけしていて
あんまり起きないので、顔をよーく見てみたら
むすめ、めっっっちゃうすーーーーく目を開けている。笑
普通に眺めても気づかないレベル。
しばらく薄目で周囲を確認し
「なんだ、まだ家じゃないのか・・・。」
と言いたげな表情でまた眠りについていきました。
やっぱり外は慣れてないよなぁ、と思いつつ
味があるその表情に、夫と爆笑してしまいました。笑
「女性の愛情曲線、ご存じですか?」
母子手帳をもらいに行った時、保健師さんからそう言われました。
「愛情曲線」なるものは、女性の愛情の度合いを示した図とのこと。
見せてもらったパンフレットの図では、妊娠したあたりから、子どもの曲線がズドーーーーンとほぼMAXまで上がり、夫がガクーーーンとほぼ底辺まで下がっていました。
「夫さんの曲線がかなり下がっていますよね。」
「これが、産後、お父さんの育児参加で元に戻っていくんですよ。」
「だから、一緒に子育てしていくことが望ましいんです。」
保健士さんはとても真剣な表情。
でも、どこか他人事で聞いている自分がいました。
夫とわたしは、たまに言い合いをすることはあれど、仲の良い夫婦です。
夫への気持ちが変わっていくということ?信じられないな。
それに、子どもは、まだ産まれてないからかピンと来ないな。
内心、疑っていましたので
正直、その時は「へぇ、参考にしよう。」
くらいにしか思っていませんでした。
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産後、わたしの気持ちはどうなったのか。
ところがどっこい、しっかりそうなりました。笑
むすめに対しては、愛情曲線の図を突き抜けるほど高くなりました。
あまりに愛おしいので、縦抱っこしている時に
「これからどんな困難がむすめを待ち受けているんだろう。」
「またお腹に戻ってくれたら、この子を安全に育てられるのに。」
真剣に思い、泣き、きつく抱きしめるほど、むすめにゾッコンです。
一方、夫の方はどうなったか。
出産直後は、特に気持ちの変化は感じられず
産院で普通に会話していました。
ところが、2週間後、里帰りが終わって自宅に帰り、夫と暮らし始めてから、少し異変を感じ始めました。
なんと、今まであった夫への興味が、ほぼなくなっていたのです。
夫は良く喋る人で、今日あった出来事を笑顔で話します。
わたしも笑って良く聞いていました。
ところが、産後、同じような話をされても、内心、むすめのことで頭がいっぱいで、夫自身の話に、素直に耳を傾けられなくなっていました。
明らかに興味がない顔をしていたと思います。
そのわりには、むすめのことを熱心に話して
夫にその応えを求めるので、夫も内心、嫌な気持ちになっていたと思います。
実際、表情がくもっていました。
むすめは良く寝る子なので、育児自体はそこまで大変ではないのかもしれません。
それでも、精神的に、むすめに支配されていました。
かくして、愛情曲線がドンピシャに激変し
しっかりそれに振り回される結果になりました。
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正直、驚きました。
実際に体験したときのインパクトはすごい。
ここまで気持ちが変わるとは思いませんでした。
だから、夫には、完全な「子育てモード」のわたしと、同じモードになって取り組んでくれないと、本当に気持ちが離れてしまうだろうな、と実感しました。
幸い、夫は、むすめが産まれてから
率先して子育てをシェアしてくれています。
それに乗じて声かけして、どんどん任せています。笑
夫は仕事の都合上、育児休暇が取れません。
なので、夫が帰宅した後に、今日のできごとを話して、夫の意見を聞いて、今後の育児方針を決めるなどして、意識的に夫婦間でシェアするようにしています。
そうしている時が一番楽しく感じられます。
夫婦の時もそうでしたが、やはり、同じ気持ちでいてくれることが一番うれしい。
「一緒に子育てしていくことが望ましい。」
あの時の保健士さんの言葉を思い出しました。
そのことがいかに大切か、身を持って実感しました。
また、むすめのことばかりで煮詰まらないためにも、夫と仲良く生きていくためにも、夫自身の話を意識的に聞くようにしました。
それが、丁度いい気分転換になりますし
冗談を言い合って笑うことで、ストレス発散にもなっています。
夫には気を遣わせてしまって申し訳ないと思いつつ、そうしてくれていることに感謝しています。
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むすめが産まれたことで、私の気持ちが変わり
夫婦の形が変わってきました。
変わっていく中で気が付いたことは
夫婦には、より「対話」と「思いやり」が重要になっていくということです。
今までは、基本的には自分のことを考えていれば良い環境でした。
それが、わたしたちの間に「子育て」という最大にして共同のミッションが訪れました。
それを2人で分かち合い、乗り越えるために。
「対話」をすることで気持ちのシェアをして
「思いやり」を持ってお互いをねぎらい合い、子育てをシェアする。
それを意識的にしていくことが、夫婦で子育てする、ということなんだと思います。
もうすでに上手くいかないことばかりですが・・・(笑)、夫婦でのんびり乗り越えていきたいです。
お読みいただきありがとうございました!