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好き嫌い③ゆっくりゆったり見守りましょう

 子どもの食好き嫌いは、「味覚」「食感」がキーポイントになってきますが、他にもいくつか要因があります。

・見た目が苦手
 
大人でも初めて食べるもの初めて見たものを食べる時、見た目によっては勇気がいりますね。骨付きのお肉は苦手や魚の頭がついてるとちょっと・・・というかたもいますね。子どもも同じで見た目のインパクトが強いものや苦手なものと一緒に入っていたり、緑の野菜は=苦い・嫌いというお子さんも多いいかもしれませんね。

・食べ物へのトラウマ 
 以前その食材や料理を食べた時に熱すぎてやけどをしたり、冷たすぎてびっくりした経験から苦手意識が働き食べられないことがあります。少し具合の悪い時に食べて、吐いてしまったりおなかが痛くなった経験があるおこさんもいます。味覚も敏感なので調理方法によっては酸っぱすぎたり、子どもには辛すぎたりすることがあったかもしれません。

・周りに影響される
 
保育園や幼稚園に通いだすとお友達が「ほうれん草、苦い。」って言ってたとか「お友達が苦手なものを口に入れてべーっと出してた。」など周りの影響で食べなくなることもあります。

 見た目、トラウマ、周りの影響は食べ物だけではなく、大人の私たちも経験しているのでよくわかりますね。「味覚」「食感」でも書きましたが

・たんぱく質・・・肉・魚・豆製品(豆腐など)・乳製品(牛乳、ヨーグルトなど)
・炭水化物・・・米、パン・イモ類
・ビタミン・ミネラル・・・淡色野菜・緑黄色野菜・海藻・きのこ・果物

この3つの栄養がバランスよく食べられているかに注目して、紙に書き出してみましょう。頭の中で考えると食べられないものに注目してしまいがちですが、書き出してみると意外と食べられることに気が付くと思います。

書き出したら思いやメモをたしてみよう✨

食べられないことに注目はしなくていいです。食べられるもので苦手な栄養素を補ったり、好きな味のもので違う食感にチャレンジすることで「食べられた!!」という自信につなげることもできます。
 
 また、書き出すことで、レシピが検索しやすくなります。たくさんのレシピの中から、子どもさんの好きな味、食感のレシピにたどり着くことができ、少しだけ悩む時間が少なくなると思います。

 そして咀嚼力はまだまだ未熟です。小学校入学するころ大人の半分ほどといわれています。なので違う固さのものを一気に口の中で噛むことを嫌うお子さんもいます。お子さんのことをよーく観察して一番食べやすい形にするといいですね。

 これは、私の考えですが、小学校入学までに給食はまあまあ食べられるよ。という状態まで持っていければ「はなまる」です。学校へ行くとおやつの時間はありませんし、給食も食べる時間は15分~20分程度です。そのあと楽しい昼休み、掃除をしてまた授業が始まります。お腹がすいていると集中できませんし、体育など体を動かす授業もあります。しっかりと学校で楽しく過ごすためにも、給食が残さずとは言わなくてもおなかがしっかり満たるくらいは食べられるといいなと思います。

 好き嫌いはすぐに克服できるものもあれば、時間のかかるものもあります。大人の私たちにはわかりますね。もうこれだけは絶対食べられないというものもあると思います。でも、味覚は変化します。苦手なものが好きなものに変わる経験もたくさんされてきたと思います。ゆっくりゆったりお子さんの食の好みの変化を楽しんでいただきたいと思います。

 我が家の息子はチョコレートが苦手です。全然困らないじゃない?とおもわれがちですし、私も思っていました。学校ではパンの日にたまにチョコレート系のジャムがでます。私は食べられなくても問題ないかな?と思っていたのですが。。。「おいしいから食べて。」「一口はは食べてね。」「おやつだから大丈夫」と言われるそうです(笑)給食はなんでも食べる息子ですが、チョコやココアを使った献立の日は憂鬱そうにしています。パンに包んで牛乳と一緒にたくさんは噛まずに食べたりしているようです。大人も職場で大変ですが、子どもも大変ですね。チョコレートに違う意味で困っている息子です。

 明日明後日に何か変わることはなくても、食卓に出し続けることで半年後、1年後、2年後、5年後は変わってきます。ゆっくりゆったり楽しみましょう。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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