「恋は雨上がりのように」を語った番外編。

前の記事は綺麗にまとめた感想で、こっちは少し深く言いたいことを綺麗にまとめずに語る。
ネタバレもあるかも。

多分、"雨"は"涙"でもあって。

小松菜奈さんが演じるあきらの心は、店長に出会うまで誰にも気付かれず涙を流していたんじゃないかな。
理由は足の怪我によって、陸上がもう出来ないと思っていたから。

彼女には陸上しかなくて、それが"夢"でもあって。
諦めざるを得なくなった気がしていた時、きっと彼女は見える見えないは関係なく泣いていたんだと思う。

そんな時に優しくしてくれた人が大泉洋さん演じる店長。

分からないけど、ただ優しくしてくれたからだけじゃなくてあきらは店長と働いていくうちに、あきら自身も気付かないところで夢を諦めた、夢を失ったという共通点を店長にどこかで感じ取っていたんじゃないかな。

磯山勇斗さんが演じてる役のセリフ。
「楽しかった陸上がダメになって、恋をしちゃってるんだ。」

多分これはあきらにとって図星。

共通点をどこかで感じて、ポスターにもある「どしゃぶりの心に傘をくれた。」その優しさに逃げていた部分もあるんじゃないかな〜

それに気付いていたのが、一歩大人の店長。

あきらが本気で陸上と向き合ったうえで、納得がいって陸上を辞めたわけではないと気付いてた。
だからこそ、あきらの想いを受け取らなかったし、それは自分もだって気付いてまた夢を追いかけようと足掻き始めたんじゃないかな。


主人公の2人が付き合わないのに、それがいい結果だな〜となる映画も珍しいかも。
あったかくて素敵な映画。

きっと私は4回目、そして5回目もいつか観る。
時が経った頃に観たくなるんだよな〜

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