見出し画像

車がない、という縛りプレイ

田舎生活には車は必須アイテムだ。田舎というよりも、東京都内などごく限られた都市部を除いて、ほとんどの地域では車が生活必需品になっている。都内から電車で1時間ほど離れれば、そこはもう立派な車社会だ。私が幼い頃は一家に一台は車があったし、今となっては一家の大人の数分の車が必要な時代だと感じる。

私は現在、半分以上専業主婦のような生活をしている、お気楽な身分だ。仕事へは電車通勤だから、車がなくても困らない。我が家の車は主に夫が通勤に使うから、日中の私の交通手段は、遠出なら電車、近場なら徒歩や自転車になる。

今日は昨日に引き続きオフの日で、オフということは時間拘束される仕事などの予定がないということであり、それはつまり時間拘束はないけれど確実にやらなければならない仕事(?)に費やされるべき日である。ありがたいことに天気も良く、暑くも寒くもない気温だったので、作務衣て自転車に乗って色々と買い物をして回った。
自転車移動なので、もちろんそんなに多くのものを買うことはできない。おまけに私の自転車にはカゴがついていないので、背負っているメッセンジャーバッグ(通称頭陀袋)だけが頼りだ。
今回は、洗濯洗剤3箱、氷砂糖3袋、牛乳2本という重量物をメインに買った。なんだかんだで10キロオーバーの荷物になったんじゃないか。
それらを背負って自転車を漕ぐのは、まあ正直言って面倒で、車があったらいいのになあと思わないこともない。

しかし、こうでもしないと私はまともに運動しないというのも事実なのだ。
何か足りないものを今すぐ買いに行かなければならない状況下で、車があるなら、私は間違いなく車で買い物に出てしまう。しかし、選択肢からそれを無くすことで、多少の面倒さや疲労感と引き換えに、健康的な体づくりをする時間が手に入るのだ。

スマホの歩数計は、店内をうろうろした成果もあってか、それなりの数値になっていた。自転車を漕ぐことが歩数にカウントされているのかは分からない。
それでも8000歩なのか。1日10000歩歩くのが健康のための最低条件だとかいう話を聞いたことがあるが、私にとってはなかなか難しいラインだ。
正直、重い荷物を運んだり、何を買うか吟味したり、帰ってからも買ったものの片付けや下処理なんかに追われて、それなりの疲労感がある。体力のなさを痛感させられるし、やはり私の健康のためには車なしという縛りプレイが必要そうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?