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麻の着物の裾をくける

この着物に着手してからおそらく1年くらい経ってしまった。
私は今まで、先生の指導のもと3枚の着物を完成させたが、生地の針通りや扱いやすさというのは本当に大事だなあと身にしみて思う。
今縫っているのはおそらく麻100%の平織りで、折り目を手でつけたら良い感じの線になるし、糸の節がところどころあるので良い目印になるのは良いのだが、いかんせんぱりぱりしていて縫いにくく感じる。

そして今、やっと衽がついて、裾をコの字にくけている。色々文句を言ったけれど、一度着手したら無心で取り組める作業はむしろ好きだ。布の釣り合いだとかを頭を使ってやるより、まるで瞑想や写経のような感覚。あんまり夢中になりすぎると、腕肩腰などが凝り固まって体調不良の元になる。時折我に我にかえって、ふーっと肩の力を抜くのも清々しい。
できれば次回、習いに行く時に衿付けをやりたい。ここまでくれば、完成は目の前だ。
なんと言ってもこの縫いかけの着物は麻。今完成させなくて、いつ着るんだ。今年こそ。

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