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高齢者の「きょういく」「きょうよう」

どうも理学療法士のツネです。

5年目にお聴きした話。
70代 男性 物理療法(首の牽引)に来られていました。


「高齢になったらな、『きょういく』と『きょうよう』が大事だ。」

患者様は常日頃よりそのように言われていました。
その方は退職後、地域の高齢者さんの外出支援を目的とした老人会の運営に精力的に参加され、役員として運営にも携わられていました。
皆の前で講演してくれと言われ行ったこともありますw豪気なお方でしたw


教育?教養?・・・違うよ。それは人間としてであって、高齢になってからはさ、「今日行く」と「今日用(事)」が大事だよって話。
その方はラジオで聴いたと言って話をしてくださいました。

今日行く・・・・今日でかける場所があること
今日用(事)・・今日する用事があること

いつぞやのラジオにて

なるほどな・・・と思った言葉でした。
この二つは、いわゆる「目的」であって、その目的を達するために行動(立つ、歩くなど)する。

子供なら、学校や習い事、友達との遊び
大人なら、日々の会社勤め、家事育児、飲み会や旅行など

これらは、高齢になるにつれて一人では行えなくなっていきますね。
退職すれば、日課となる仕事が失われる。
いつの間にやら料理は子供たちが仕切り、台所には寄りつけず。

気づかないうちに行く場所、する用事が減っていきますね。

「足が弱るのは歩かないからだ!」
「運動しなさい!」
「足踏み、スクワットしてますか?」

医療者がよく言う言葉ランキング上位w
はっきり言って響かない言葉ですね。

そんなこと医療者が言わなくても
当事者が一番よくわかってるって!ww

「歩く意味」「健康を保つ意味」など、
少なくとも自発的に目標を持てない人(え?もちろん私もw)には耳が痛い話ですねw

だから、デイサービスやデイケア、地域体操教室などがあるんでしょうね。

あなたはきょういくときょうよう、ありますか?

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