体の前で十字を切る〜羽生結弦選手から学ぶ軸の大切さ

藤田ニコルさんの結婚が見事に吹き飛んでしまった羽生結弦さんの結婚発表。
ちょっとびっくりしましたが、おめでとうございます。

ところで皆さんお気づきでしょうか。
（熱狂的な羽生ファンの方は、いまさらなにそんなの、でしょうが私は知らなかったので）

体の前で十字を切る。

羽生結弦さんは、そんなポーズをとってから、リンクの中央に向かう。

オリンピックの時ぐらいしかフィギュアを見ないから、そのポーズがなにを意味しているのか知らなかった。
形だけをみると、宗教的な祈り、とみえるかもしれない。
どうやら違うらしい。
実況が教えてくれた。

「体の軸を十字を切って確認します」

ジャンプと着地を失敗しないためのおまじないらしい。

自分のなかに持つべき軸は、やはり信じた一本であるべきで、何本もあるとどの軸に沿って立ったり歩いたりしたらいいのか分からなくなり不安定で、時に痛い目にあったりもする。

はじめにしっかりと合意のもと決めた軸も、いつしか欲や不安に惑わされたり、途中から参加する大声の持ち主に揺さぶられたりすることもあるから、ときおり十字を切るように確かめることも必要なのかもしれない。