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最近のビジネストレンド「アンダーグラウンドビジネス」のクリーン化についての考察

早川聖太と申します。Vtuber関連事業に関して情報を集めています。また、ビジネスカテゴリーの書籍やブログを拝見しています。

アングラビジネスとは?

アングラ」とは、「水面下で密かに行われている」「日の目を見ない(世間の目にふれない)」さまを指す意味で用いられる表現

weblio辞書 実用日本語辞書より   

転じて日本では闇の商売全般に使われているほか、後ろめたい商売や人に言えないものを商品として取り扱っている場合も多い。

ってことはアングラビジネスが伸びているってこと?

ちょっと違います。私が言いたいのは今までは「規制や法律、社会規範等」によってアングラとされていたビジネスが市民権を獲得し、現在では当たり前のように生活に溶け込んでいるってことを書きたかったのです。

例1)出会い系サイト

私が中学生の頃(2008年前後)では出会い系サイトは間違いなく、アングラ文化の象徴でした。アメリカ等海外ではすでに出会い系サイトは一種のSNSとして発展しており、日本で言うところの結婚相談所に近い形態を持っていたと私は書籍で読みました。

だから彼女ができないトークを友人としながら、「出会い系サイトで彼女作るよ」って言ってしまいました。まあ、いかがわしいイメージが先行していたので当時はかなりバカにされました。

あれから4~5年たつと、海外式のクリーンな出会い系サイト、出会い系アプリが登場して僕が思っていたことが現実になった気がします。

例2)アニメ動画サイト

これもまた中学生くらいの頃でしょうか?アニメを見るためには高額なDVD、ブルーレイを購入するか、TUTAYAなどのレンタルビデオ店で借りるの2択しかありませんでした。

当時の中学生が飛びついたのが違法海賊版サイトで見るという方法でした。勿論、この中にはyoutubeもあってかなりの種類のアニメを見ることができました。しかし、これでは権利側が利益を得ることができません。

なのでサブスク方式の定額見放題のアニメ動画サイトが生まれたのです。月500円程度で何千のアニメが見放題、ドラマもってのがこの時代のすごいところです。

同様の現象が海外でも起きていて、海外のアニメ事情はさらに深刻でした。有名なアニメでもリアタイ視聴ができなかったのです。情報だけが先に入ってきて、半年後位にお預けになる。

私は以前、オーストラリアにホームステイした時のこと、ホストファミリーの長女がアニメ好きと聞いたので、最新のポケモンのぬいぐるみをプレゼントしました。そのポケモンはまだオーストラリアでは知られていませんでした。etc…

話は戻りますが、海外の熱心なアニメファンは他の人より、情報を先に得るために海外版を愛用したと言います。今では海外同時製作など、海外展開を最初から考えてアニメを作ることによって、海外のアニメ動画サイトでもリアタイで見られるようになりました。

例3)日雇いっぽいバイトアプリ

私が驚いたアプリの中に「Timee」があります。最初聞いた時、「普通に違法だろ」と思っていました。日雇いって禁止されていなかったけ?

調べてみると2012年に日雇いは禁止されていたのです。あれ?このビジネスってどうやって成り立っているんだ?っていう疑問が湧きました。

最初は日雇いは禁止されたから、派遣社員として雇用があって、スポットで案件を紹介するタイプかな。と思いました。派遣業法が適応されていると思っていましたが、これは違うらしい。

これらのサービスは簡単にいうと「職業紹介業」に当たるらしい。だから問題ないという… …難しいですね。

あれ?じゃあ、雇用先の事業者との間に日雇いに関しての規則が適応されて違法になるんじゃないの?

例4)Air B & B

日本で入ってきた時、「正気か?」と目と耳を疑いたくなったのがAirbnb。自分の部屋に人を泊めるサービス。一見すると、良さそうに聞こえても、「民泊法」があるじゃねーか。とツッコミを入れてたのを覚えています。

実際にAirbnbの最初期は民泊法無視の無法地帯だったような気がします。知らなかったじゃ済まされない法律ですが、Airbnbは様にそれで私はその光景を遠くから見て鼻白んでいました。

でもAirbnbはある出来事で状況が一変しました。それは東京オリンピック。オリンピック開催期間中は最大で2000万?とか外国人が来るとかで、東京だけでなく周辺の県の宿泊施設を合わせても足りないと言われていましたね。

そこでAirbnbが活躍するのです。個人宅に泊めるには従来の民泊法では様々な規制があり、誰もが簡単に使える状態ではありませんでした。もちろん、現在でもAirbnb等の新興民泊サービスのトラブルは多くありますが、当時は猫の手も借りたいのでしょう。まさか法律側が変わったのです。(確か上のTimeeも変わったんじゃなかったっけ?)

終わりにアングラのこれから

他にもありました。Uber(白タク配車やカーシェア)。ファイル共有ソフト。IRによるカジノ。薬剤師以外の医薬品販売。etc… …

これらが私が生きている間でも法律が変わったり、社会規範やニーズに合わせて変遷していきました。逆に昔は合法だったのに、今は禁止されているみたいなものもありますね(そっちの方が多い)。

1つアイデアを

長く人が入らない山は荒れて、従来の生態系が壊れます。管理されて初めて生きる日本の山では、年々高齢化が深刻になり、山の管理者が減っています。

しかし、実はその山を管理しようと動く団体もあります。ただ、その団体は土地の所有者に許可を取っていません(国有だと思っている?)。本来の管理者である土地の権利者にとっては実情の把握ができず、気持ちが悪いですが、一方で山を管理してくれる彼らの存在をありがたくみる部分もあります。

問題は行政に届け出をして、森林保護活動を行う団体として認可をもらうのが最も良いでしょうが、今現在の活動を続けることができませんよね。なので、この方法を簡略化して、「サービス名」のアプリを導入してもらい、後から土地の権利者に交渉をして、森を守りたい人と森を管理してもらいたい人をマッチさせられれば、良いなと思っています。

彼らの行動は各種取り付けられたビーコン?で位置情報を記録して、歩いた距離や行った事柄に応じてポイントが発生します。ポイント発行はサービス運営者ですが、最大ポイント数を決めるのは管理者側で、ピントに応じた管理者が支払ったサービス料から分配されるという方式でインセンティブを出します。

従来の管理事業はその有効性に問題がある業者も多いと聞きます。積極的に山や森を管理するモチベーションを持った人物が参画することで、より実効性のある管理が可能になると思っております。

また、人が定期的に森や山に入ることはそこに暮す動物と人間の生活圏を分ける効果があると(なんとなく)思っています。実際に高いアシ(ヨシ)は動物を容易に隠し、人里近くでの出現数を増やしているという指摘があります。なのでその背の高い植物を定期的に的に除草する事で、非殺傷による獣害被害の抑制につながるかもしれません。

本当の終わりに

というのを考えていました。どうでしょう。ほぼ今回のタイトルとは関係なくなりましたが、違法とか規制って言葉がビジネスを妨げているとしたら、チャンスでしょう。それは近いうちに取り除かれ、新しい領域が生み出されるかもしれないのだから。



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