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大学院入試のお話(1)

 今回は、私の大学院の入試についての話を、4回に分けてお話ししたいと思います。(予定通りいけば)
 


1. 大学院を目指そうと決意したきっかけ

 初めに、なぜ私が大学院に進学したいと思ったかについて話します。
 高校生の頃から、「将来、高校の英語教員になりたい」という思いがあって、そのために大学でしっかり勉強して、「どんな疑問を投げかけられても答えられる先生になってやろう!」と思っていました。
 そんな思いを抱きながら、大学2年生の時に「英語学概論」という授業を履修したことが、自分を変えてくれたと思っています。
 学校で習った「文法」とは少し違った見方をする点や、英語学のあらゆる知識や考え方などにどんどん引き込まれていき、「これをしっかり勉強していれば、自分の理想とする教師像に近づけるかも!」と考えるようになっていました。

2. 具体的にしたこと

 まずは、いろんな言語学を専門としている先生に授業後に質問をすることで、どんどん知識を自分なりに蓄積していくようにしました。勉強会にも参加させてもらい、5人くらいで週に2回、輪読会をしていました。(確か『ベーシック生成文法』だった気がします。)
 それだけでなく、大学の図書館に頻繁に寄って、自分で興味がある本を片っ端から読みまくりました。(読んだ本の紹介は後日しましょう。)
 読むといっても、1つの本をじっくり読むというよりは、いろんな本に触れることで、同じ事柄でも違う語り口で説明をしている点などに着目することで、知識を立体化させていくように意識しました。
 それによって、難しい概念も何度も触れることができたので、結果的には自分にはそれが向いていたかなと思います。(中には2周目に入った本もありますが。)

3. 情報集め

 これが最大の難関とも言えますが、文系(専門が英語学、英語教育、第二言語習得)の大学院を目指していたこともあり、大学院の受験勉強方法などの情報を仕入れようにも、理系の大学院進学に関するものがメインで、ドンピシャのものはほとんどなく、正直大きな不安を抱いていました。
 そのため、自分のやりたいことを専門にされている先生方に聞いてみたり、「とりあえずは大学院の説明会に参加しよう!」と思って、自分であらゆる国立大学の大学院が開催している説明会に参加してみたりしました。(特にオンラインで実施してくださっているものは家からor大学からでも参加できるので、非常にありがたかったです。)

 続きは次回にします。「志望校を決めた話」と「入試対策」を予定しています。


 

 


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