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(有)小噺ほんぽ

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読後の感嘆符を集めております。『くすっ』『ええっ』『なぁるほどぉ……』などなど、ちょっとした隙間時間に感嘆符を出していただけたらと思います。
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記事一覧

無名戦士に捧ぐ

 ラートは戦友の手を握りしめた。 「死にたくない」と泣き叫んでいた友の手が、少しずつ解か…

絶対に信じない男VS.信じ込ませようとする女

「圭司」  呼ばれて僕は彼女を振り返る。  褐色の長い髪を髪留めで一纏めにした薄化粧の女は…

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最強の剣

 「勇気とは」三人の男を前に赤毛の女が腕組みして語る。「ものおじせずに立ち向かう気力であ…

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うしろのしょうめんだぁ~れ

  ぎゅっし、ぎゅっし、ぎゅうっし……。  男はラッセルを止めた。  サングラスを外して背…

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反時計回りの真実

 マーケティングの世界では『反時計回り』の導線というのは常識らしい。  左回りの法則とい…

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記者会見

 はあっ……?  会場の誰もが笑っていいのか、怒っていいのか、一瞬迷う。  すると、その中…

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使者のオーダー

 そのレストランは人里離れた秘境に佇む。店の名前は『レガーメ』。  ここで提供される『星恋リゾット』はガイドブックでも紹介されたことのある名物メニューだ。シェフ紺野の自信と自慢の作であり、素材にも盛り付けにも趣向を凝らした定評のある一品である。  その夜、一人の客がレストランを訪れた。  一見の客である。  黒いコートの表面はしっとりと雨露で濡れている。  握られた蝙蝠傘から雨雫が滴り落ちる。  外は雨。時計は10時を回っていた。  もう客は来ないだろう。そろそろ閉めようか。

七色クーポン

 ジョンは旅行にうんざりしてきた。これまで七色クーポンを使って色んなところを訪れた。七色…

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