「心の病気はどう治す?」を読んで

フォロワーさんが減る覚悟でこの本と自分の体験について書きます。いつもより長い記事になりますが、最後までお付き合い頂けると幸いです。

私がこの本に出会ったきっかけはライターの武田砂鉄さんのポッドキャスト、金曜開店砂鉄堂でした。

それを聴いたのが、今年の初め、ちょうどこの本が出版されたタイミングで良かったと思っています。

それで、先に私の体験から書くと

世の中が21世紀に入ってしばらくしてからのこと。その日はちょうど月経中で、女性で月経が重い人ならわかると思うのですが、精神的に不安定になっていて、父の一言で荒れた私の足がガラス戸に触れ、割れました。今思うとPMS(月経前症候群)です。父はそれを見て激怒し、「お前は病院行きだ」と言って、私を精神病院へ連れて行きました。私はそこで注射を打たれ、目が覚めると白い、ドアのない部屋に。食事は床に置かれていて、とても食べることができなかった。
気がつくと、ベッドの上で点滴を打たれている状態。月経の出血で貧血を起こして倒れ、ベッドに移されていました。入院してしばらく経って、医師の診察を受けたとき、何か見えたりしますか?と言われたので飛蚊症なので時々黒い影が見えることがありますと言ったら「精神分裂病」と言われ、意味がわからなくて悩みました。

それからずっと精神疾患を抱えるものとして過ごしてきて、寛解と診断されています。
今は鬱が酷い状態です。

それで、本に話題を戻すと

原田医師の章にあるのですが、統合失調症の誤診として、発達障害が挙げられていて、いじめや虐待を受けて発症する複雑性PTSD。これに薬を使うと症状が更に悪化するというものです。松本医師の章でもやはり精神科の薬物治療の問題が指摘されています。

私が大体不安定になるのは月経時のPMSの症状が出ているとき。被害妄想的になるのも、いじめを受けたことが原因のPTSDで社会に対する恐怖が引きおこしたもの。薬に対してもよく耐えていると思います。

それを今の担当医に母と一緒に訴えているのですが、聞く耳を持たず、挙句には将来グループホームに入ったほうがいい、と言われました。

できれば理解のある医師に診てもらいたいのですが、県外に行くしか道はなく、困っています。

以上が本の紹介と私の体験です。
病人は自分は病気じゃないと言う、と主張する人もいて、精神疾患に対して差別があるのはわかっています。このことを記事にするのは勇気が入りました。私と同じ悩みを持っている人もいるはずで、こういうこともあると知って欲しかった。



今回もここまで読んでいただいてありがとうございました。

また、次回。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?