【香織、大輔】女子高生と男子大学生のくすぐりのお話【青春こちょこちょ】
香織(かおり): 女子高生、活発で人懐っこい性格。
大輔(だいすけ): 大学生、真面目で勉強熱心。
ある土曜日のこと。
香織は地元の図書館で勉強していた。
彼女は高校の試験週間が近づいており、数学が苦手だったため、図書館で静かに集中していた。
隣の席には、同じく勉強に励む大学生の大輔がいた。
彼は地元の大学で工学を学んでおり、その日も複雑な方程式に取り組んでいた。
香織は数学の問題で行き詰まり、つい周りを見回した時、大輔の真剣な表情に目が留まった。
彼女は何とか気分転換をしようと思い立ち、大輔に声をかけた。
「あの、すみません。ちょっといいですか?」
大輔は少し驚きながらも、香織に向かってほほ笑んだ。
「どうしたの?」
「実は、この問題が全然わからなくて...」
香織は数学の教科書を開きながら、困ったように笑った。大輔は優しく問題を説明し始めた。二人はしばらく数学の問題を一緒に解くことになった。
問題を解決した後、香織はほっとした気持ちで大輔に感謝の意を示した。
「ありがとう、大輔くん。すごく助かったよ!」
「いえいえ、こちらこそ勉強になったよ。」
会話が弾む中、香織は大輔が疲れているのを感じ取り、彼を少し笑わせてみたいと思った。
彼女はふとした悪戯心から、大輔の脇腹に手を伸ばし、くすぐった。
大輔は突然のことに驚きつつも、思わず大笑いし、数秒間の小さな戯れが始まった。
「こらこら、勉強中だよ!」
大輔は笑いながらも優しく叱ったが、香織の明るい性格に心を和ませた。
二人の間には、学びと笑いが交じり合う新しい友情が芽生え始めていた。
それからというもの、図書館での勉強会は二人にとって楽しみな時間となり、互いの学びを支え合う素敵な関係が築かれていった。
続く
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