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名鉄のダイヤ「改正」。調整&削減されるのは?

はじめに


https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2022/__icsFiles/afieldfile/2023/01/17/3.18daiyakaisei.pdf?_ga=2.39938663.492184346.1673942641-338515096.167029476

 今年の3/18名鉄はよくいえば「適正化」悪くいえば「縮小」「減便改悪」とも思われるダイヤ改正を実施する。

 ポイントとなるのは「各務原線・知多新線ワンマン化」「豊橋急行の一宮折り返し化(昼間〜夜間の岐阜発着の中止)」があげられるかと思う。

 しかし、今回の「改正」は朝時間帯や深夜時間帯の「適正化」にも触れられており、どの箇所が削られるのか戦々恐々となっている。

 そこで、「おそらく調整される&削られるであろう」箇所とその理由について述べたいと思う。

本線区系統(朝)

1)早朝時間帯の特急

 まず、特急の「一部特別車急行」化で対象となった「62レ」「63レ」が存在する早朝時間帯だ。

 実は63レの急行化には驚いているが、一つの原因として「朝時間帯」の特急スジの「調整」があるのではないかと考えている。 
 つまり、現状の特急スジよりも若干間隔を広げて設定するのでは?という見方だ。「62レ」に関しては近くにミュースカイ「4レ」や快急「600Aレ」が存在し、その辺りとの調整も含めてもあるのか?とも考えている。

 もう一つは後の「運転間隔調整」により東岡崎以東の列車留置量が少なくなると想定される点、さらに早朝の特急の利用度が思った以上高くないため特急よりも停車駅の多い急行で運行するといった考え方だ。

 そうなると去就が注目されるのは伊奈発岐阜行き「61レ」の存在。
 支線区以外では知立で岡崎方面からの普通との乗り換え者利用はあるものの、急行停車駅の本宿や美合は通過するので、その点はどうするのか気になるところ。

2)早朝時間帯の普通・急行系

 特急等の調整普通等のスジも当然影響を受けるが、その影響で普通の削減もなされるのでは?もしくは途中で種別変更化されるのでは?という箇所も存在するのでは、と見ている。

 鳴海駅あたりは早朝に普通が多く設定されているが、緩急接続の改善などで一部は間引きされるのでは?と見ている。また、521レあたりを神宮まで普通で?みたいなことを考えるのかもしれない。

 また「一部特別車急行」化で本来の「627レ」が「63レ」に吸収されることになるが、特急車は使わずに似たようなケースも生じるのかもしれない。

 また、国府〜東岡崎間の下り側は急行スジの特急化に伴い新たに急行を設定するの繰り返しを行なってきたが、この辺は普通を含めて東岡崎で特急に接続させる形に再編修正させるのかもしれない。

 また、「笠松・新木曽川完全特急停車駅化」に伴い、朝の岐阜発着の一部の急行が一宮折り返しになる可能性推測される。

3)区間が完全に平行する間隔の短い急行系スジ

 需要がそれほどでもないけど、並行して運転している急行系スジは場合によっては削減・短縮の対象になるかも。

4)ピーク時からの逆方向輸送/9時台付近の名古屋方面

 ピーク時の輸送は目的地をすぎると急にガラガラになるため、適当な箇所で折り返すもしくは中途で種別変更することもあるかも。
 また、折り返しの名古屋方面への列車も最低限の輸送に止めるのではないかと推測される。

支線区系統(朝)

 瀬戸線に関しては調整しやすいダイヤ設計のため、適切な間引きがなされるのでは?と見ている。
 広見線御嵩方面末端区でも新可児以西でも減便されるのでは?と見ている。
 各務原線は犬山や岐阜で優位種別に乗り換えがしやすいように調整や削減され、犬山線系統と直通する列車にも影響を与えるのではと考える。
 知多新線は折り返し便や通学時間帯が過ぎた内海側への送り込み輸送で大きな影響を受けるのでは?と見ている。

深夜帯

 運行間隔の調整が対象時刻が「概ね21時以降」となっている点。 
 「概ね」となっているため正確な時刻は不明だが、一定数の調整がなされるのは事実。ただし、起点と終点で時刻が異なるためこのような表現がなされているように。

 例えば瀬戸線や津島線の普通を毎時6本から4本にするとかして平日と休日の差をなくす本線系や幹線級支線区の急行などの優等種別の本数を減らすなども考えられるが、場合によっては名古屋→知立方面の特急や普通を減らすなどのことも想定しているのか?

 ともかく、2月の上旬には発表の際に改めて考察したいと思う。

 


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