忘れてしまっていた夢を思い出す

2020年8月7日 15:59

最近瞑想中に、いろんなビジョンが浮かんでくることがあります。

そのビジョンの中には、昔の友人や、気まずい思いを残してお別れした彼、亡くなってもう会えなくなってしまった祖父母たちなど、いろいろな人が登場してきたりもします。

そんなときは、瞑想セッションでも伝えていることですが、そのビジョンの中に入ってそれが何を見せてくれるのか、「体験」してみます。忘れていた古い感情が沸き起こってきたりするので、なかなか少し勇気のいるときもあります。

でもそうやって感情を感じる体験を再現してくれるのも、瞑想中に起きるひとつの効果なので、最近はそのようなビジョンによって感じる感情を少しずつ見つめることで、内側にくすぶっていた、そしてもう外に出たがっていた古い遺物として優しく外に流してあげるイメージングもしたりしています。

冥想の経験がまだ浅いうちは、この感情の再現に入っていくのははじめ抵抗を感じたり、また、途中で思考が入ってきてしまったりするともう瞑想ではなくなってしまうので、感情が浮かんできたら「一瞬見つめて」、そして呼吸に戻る、ということをおすすめしています。

私もはじめはそんな感じで恐る恐る、という状態でしたが、最近３０分以上の瞑想にも慣れてきて、ビジョンの中に入り「体験」している状態になっていることも増えてきました。

そんな中でいろんなことを思い出すのですが、その一つに、遠いむかし望んでいたことを思い出したりもします。

この体験は、思考でぐるぐるしている顕在意識の状態での思い出しとは違って、内側の奥の方からかすかな光として湧き上がってくる感じなので、そして瞑想中は思考がストップしているので言語化するのは難しいのですが、言葉にするのなら、「ああ、そうだった」という感じかな？と思います。

とおいとおい昔の記憶で、「こういうのいいな」って思ったことって、とってもシンプルなことだったりするのですが、いつからかその思いはいっさい湧き上がらなくなっていたことにも気づくのです。

恐らく、思考で生きるようになり、いろんな理屈とか常識、道理で否定してしまっていたんですね。

たとえば、家族皆で笑顔ですごしている家族旅行の記憶。
いいな、嬉しいな、楽しいな、温かいな。

そんな感覚がたしかにあったのに、いつからか私にとっての家族は、面倒くさくて、お互いを束縛し合う因縁があって、逃れたいのに逃れられない、そんな存在になってしまったことに気づきました。

私が未だに独身なのも、この家族に対する自分の認識や思い込みによるものだとはっきりわかりました。つまり、自分が望んでひとりを選んできたこと。

大好きなことややりたいことについても同じで、いつからか望まなくなってしまっていたけれど、瞑想中や普段の何気ない瞬間に思い出すことがあったりします。

歌を歌うこと、お友達や妹の髪の毛を結ってあげること、お姫様ごっこ、遠い海外の物語を読むこと、デイジーがたくさん咲いていた広い野原で遊んだり、デイジーチェーンの花輪を作ること、などなど。

過去を振り返ったり後悔したりすることはあまり性分として好きではないのですが、でも思ったりします。

もしもこれらの本当に好きだったことにずっとずっと忠実に生きていたら、違う道に進んで、違う人生を生きたのかもしれない、と。

そして、ただ学校の成績が良かったというだけで、人から認められやすい進路を中途半端に模索してしまったことで、自分の仕事人生も苦しくなっていったことが、今になって腑に落ちたりもするのです。

違和感はとっくに感じていたのに、気づかないふりを長くしてしまったのはこの自分自身なのだな、と思うわけです。

さて、最近「パラレルワールド」なる言葉も耳にするようになり、後悔とかやりなおしたい、という過去に立ち返るという意味ではなく、本来の自分を生きたらどうなる？的な感覚で「もう一つの可能性」というのを感じることが多いです。

スピリッチュアル的にはパラレルワールドへの移行も以前よりも軽くできる時代になっているとのことですが・・・・。

思い出したシンプルで、とても原始的な「いいな」という感覚を取り戻して、それをいっさい否定せずに自分の内側に取り込みなおしてみる。つまり、ダウンロードしなおすのです。

すると現実はどう変わるのか？！
その「いいな」を生きる現実になっていくのだと確信している自分が今はいます。

夢は壮大なものである必要も、人から認められるものである必要もありません。あなたの内側の、誰からも影響を受けていない原始的な感覚で「いいな」「ほしい」「そこへいきたい」を否定せず、受け入れてみてください。

現実は少し遅れてですが、変わりだすと思います♡

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