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【読んでみた10】その気持ち、なんて言う?〜プロに学ぶ感情の伝え方

最近文庫化された
朝井リョウ氏の「正欲」をAmazonで
探してたとき目に入った一冊。

NHK「言葉にできない、そんな夜。」を
書籍化したものになります。

(わたしはこの番組を知りませんでした..)

思いをカタチにするは
わたしにとって永遠のテーマ
であり、
いま大切にしたいことのひとつ。

表紙と目次をザザっと見て即決。
これは買いです。

本書の構成は二部構成。

<一部>
○○な気持ち、なんて言う?
というお題を元に
小説家、詩人、脚本家、ソングライター、芸人たちが
その気持ちを1行〜数行で表します。

芸人枠からは
番組でもMCを務めているという
小沢一敬。好きだなー。

芥川龍之介、太宰治などの
文豪の一節が出てきたり、

一つ一つの作品に
ひと言解説が添えられているのも
本書ならでは。

▷ひらがな、漢字を交互にして、たゆたう眠気をあらわしてる
▷プラスの感情もマイナスの感情も内包させる
▷韻を踏んでるけど最後ずらす所に抜け感がある

などなど、
作品に触れたあと解説みると
二度おいしいみたいな。

文章ってリズムだなーと
感じたり、
素敵な言い回しに触れるって
心躍るなーと感じたり。

やっぱり朝井リョウさんは
わたしの中でぶっちぎりでした。

<二部>
朝井リョウ、金原ひとみ、最果タヒら
豪華メンバーが言葉にすることについて
それぞれの想いを語ってます。

本書を読んで感じたこと。

大切なのは

いいなと思った言葉を借りるのではなく
下手でも自分の中から創り出すこと。

▷うまいなぁー
惚れ惚れする嫉妬してしまう言い回し

▷ん?
ちょっとやり過ぎかなと感じる言い回し

いろいろありましたが、
たくさんの感性に触れること、
自分の中にインストールすることが
大切だなぁと。

真似するためのインストールではなく
言葉の選択肢を増やすために。

わたしはメモ魔で
何かあるとすぐ書き留めてますが、
自分の感情に関する記載は
意外と少なかったりします。

いちばん肝心なことなのに。

本書に度々でてきた言葉。
輪郭をつける。

ふんわりした思いに
輪郭をつけてカタチにする。
言語化する。

どんどん実践していこうと思います。

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