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そうなるように育てたの

「学級委員長、立候補しようかなと思って。」と、姪っ子が話しかけてきた。当時彼女は4年生になったばかり。4年生になったので、このクラスでも学級委員長を選出しないといけない。推薦じゃなく、できれば立候補してほしい。という話が先生からあったという。

「やりたければやってみたら?」と言う私に、私ならどうするのか聞いてきた。「学級委員長なんて、そんなめんどくさいことしないよ。」と答えた。彼女のクラスメイトは強者揃いなのに、なぜにやりたい?

決める日の前日、「やっぱりどうしようかなー。大変だよね・・・やっぱり止める!」と言ってきたので、「うん。それが懸命かも。そうじゃなくてもゴタゴタしてるんだから、止めて正解!」。

その次に会った時、「学級委員長になっちゃった!!」と駆け寄ってくる姪っ子。めちゃくちゃ嬉しそうだし!なんなんだこの子は!私のアドバイス・・・聞いてた?

私だったら、お母さんに相談して、お母さんに止めて正解!などと言われたら、私の答えも止めて正解!で完結していたはずだから。

そのことを姪っ子のお母さんである妹に話すと、「そうなるように育てたの。」という。自分がやりたいなと思ったことを、素直にやれる子に育てたと言うではないか。へーーーー。

妹もつい自分の意見を言っちゃいそうになるけど、それは我慢し、姪っ子の心のつぶやきに対し、否定も肯定もしないようにしているんだとか。

姪っ子の場合はこのやり方が功を奏し、剣道やってみたい⇒速攻で見学申し込み⇒その日から竹刀振る。といった感じで、ひらめいて、行動するまでがめちゃくちゃ短い。あーだ、こーだ、あの人がー、の時間がない。

だからいつも彼女はエネルギーを全開にし、自分を謳歌していらっしゃる。

姪っ子をとりまく全てに感謝だなと思う。

最後までお読み頂きありがとうございます。 いとうれしです。