みかんが気に入らない

最近、どのみかんを食べても気に入らない。

酸味と甘味が半々なのが好みなんだけどな。
見つからん。

今日も様々な生産者さんのを10個以上食べた。

千葉にいた時にはみかんといえば箱買いで、選択肢も『LかMかSか』『静岡か愛媛か』くらいしかなかった。柑橘類といえば、みかんとグレープフルーツと甘夏くらいしか知らなかった。

ところが鹿児島に来てからはみかんには極早生と早生があって、さらにはスペシャルみかんもあって、柑橘類に裾野を広げればポンカン、タンカン、文旦、サワーポメロ、デコポン、金柑等、様々な種類があることがわかった。

同じみかんでも、生産者さんによっても味が全然違う。
Aさんのみかんは毎年美味しいし、Bさんのは毎年美味しくない。
木や土壌によって違うのだろう。

また、年によっても出来が違う。
梅と連動して、表年(おもてどし)と裏年(うらどし)があるのだ。
表年は実のなりが良く(収穫量が多く)、見栄えも良くて美味しい。
裏年は実のなりが悪く(収穫量が少なく)、見栄えも悪くて美味しくない。

そして季節の移り変わりとともに、それぞれの柑橘類の旬の始まりがあり、ピークがあってやがて旬の終わりを迎えることも知った。

柑橘類はだいたい旬の始まりには酸味が強くて固く、旬の終わりには甘みが強くて柔らかい。

箱買いでみかんを食べていた頃には気づかなかったことだ。

そうか。

旬が進んだのか。





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