学校祭の一人歩きは
我が家の周辺地域では、今週土日と来週土日と、この4日間くらいが
高校の学校祭のピークだと思われる。
娘たちは違う高校に通っていたけれど、学校祭の日にちが重なることもあり、午前中に学校祭のはしごをしたものだ。
高校の学校祭って自分の時もそうだったのだろうけれど「THE・青春!」という空気がムンムンしている。
車で15分ほどしか離れていない高校だったので、移動は大変ではなかった。でも、おばちゃんひとりで高校生の中をうろついていると、若さが溢れまくっていて圧倒されまくりだったのを思い出す。
ふたりとも、校区外の学校を選んだので、中学からの知ってる顔(ママ友)もいなく高校に入ってからは母同士の交流なんてないに等しいので、高校の行事はほぼひとり行動だった。
普段は全く苦にならないひとり行動だけれど、高校の学校祭。その中を、おばちゃんのひとり歩きってさすがにちょっと照れる。
熱気ムンムンで何だかそこだけ気温も湿度も高い。
こっちに寄ってってー。なんて声をかけられても、あ、いやいや、と恥ずかしくて通り過ぎてしまう。一緒に盛り上がれるような、そこまで若いパワーを持ち合わせてもいず、だからといっておばちゃんパワーをも出し切れず。ひととおりうろついたのち早々に退散するか、体育館で娘の出るステージがあればそれをひたすら待つか、という感じだった。
通っていた中学はあまりよろしくない環境で、長女はどちらかというと冷めていた。学校行事に。
別に見に来なくてもいいよ、といつも。そんな年頃かなと思いつつ、それでもとりあえずは行っていた。
高校生活、楽しいのだろう。
「来る?」「来るよね?」と何度も。見所なども教えてくれるようになった。
そんな言動からも学校生活に対する気持ちが垣間見えたりする。
吹奏楽も「レベル高いよ」と自慢していたので、欠かさず見に行った。
その通り、とっても上手で、とっても楽しいステージを毎回作っていた。
男装コンテストにも出場し「私かなりイケてるから」と自分で言っていた(笑)
まぁ、もともと男っぽいので、はまり役ではある。イケてるかどうかは別として。
「清き一票、私に投票して」とメールがきて「清くないじゃないの」と思いつつ我が娘に投票。楽しければ良し!ということで。そんなときは私も溢れる若さを少しだけおすそ分けしてもらう。
学校祭の日は打ち上げとやら理由つけて遊びほうけて、親としてはいつ帰って来ることやら、という感じだったけれども、子どもにとっては大切な時間。それが楽しい思い出となるのだ。
今年もまた、たくさんの若さが溢れる「THE・青春!」が生み出されるのだろう。
娘たちが卒業して行く機会がなくなると、逆にまたひとりであの若さの中をうろついてみるのもいいかな、なんて現在高校生ママのお話を聞きながら、思ってみたりする私がいる。
年々おばちゃんパワーを少しずつチャージしていることだし。
子育てって本当にあっという間だな、と改めて思う。
その時々を子どもと一緒に楽しむことが、その時出来る一番大切なことだと
振り返るたびに感じてしまう。
今日も大切な1日を送ろう!
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