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愛は、どこへ行った…四連勝のファイターズに、心が動かない、わたしは。
2021 9/1 札幌ドーム F×Bs 12対1
憑き物が取れたのかのようにファイターズは、四連勝。伊藤大海の完封、エース上沢の力投、満塁のチャンスはチャンスのまま、走者一掃タイムリー王柏融、5打数4安打4打点、淺間大基、サイクルヒットか?石井一成…。
なのに、わたしは、ぼーっとしてる。昨夜は、5回終わったところでなんか疲れてしまって、ラジオをかけて布団に転がったら、そのまま眠ってしまった。目覚めるとラジオからは、知らない女の子の声が流れていた。試合は12対1で大勝していた。
心が動かないのは、どうしてなんだろうか?
それを考えることさえも、面倒くさい。考えようとすると頭にシャッターが降りたみたいに、何も思い浮かばず、まぶたが閉じてしまう。このところ家にいるときは、気がついたら眠ってばかりだ。
職場に、子猫をもらった床屋さんのおじさんがわざわざ来てくれて「Fの星」の投票用紙と大好きな石川亮選手のポスターをくれた。嬉しくて嬉しくて、そのときは仕事場で大はしゃぎしたのに、書く気は起きない。
中田翔暴力問題、球団社長HPで謝罪問題、差別的発言によるツイッター削除問題。語るべきこと、考えるべきことは、たくさんある。たくさんありすぎて頭がショートしてるのか?
なんかでも、そういうのと違う。わたしが2007年、日本シリーズ第5戦、名古屋で中日ドラゴンズに敗れたゲームから14年の長きに渡り、延々とほぼ毎試合(ブログ、FB、noteと場所を変えながらも)北海道日本ハムファイターズに関して、何かしら言葉にし続けてきたのは、ただ書きたい「気持ち」があったからで、他の要素はあるとしたら惰性、習慣、だけである。
注文も締め切りもない。「気持ち」だけで物を書くのは、実は、そんなに容易いことでもない。ことさらこのnoteで始めたときは、だただらだら日記のように書くのではなくて、もう一度、ちゃんと「原稿として書こう」とする意思があった。
自分でまあ、そういう気持ちについてもすでに書いているんだけれども。最後に書いてある。
あんたは一体、どうして、わざわざ、ものを書くの?
答えはない。
ファイターズに関して、ブログを始めたときのタイトルは「涙のファイターズ」だった。ファイターズを見てるとなぜか涙が出る。その涙のわけを知りたくて、始めた。
今は、その涙も出ないことに、涙が出そうになる。
44歳と58歳では、そもそも身体の水分量が違う。年を取るとは、枯れていくことである。身体が枯れれば、心も枯れていくのだろうか…。
注文も締め切りもない。つまり、誰にも頼まれてもいないのに、力一杯、力を使うことに疲れてしまった…のか…。
溢れ過ぎていた、わたしの「気持ち」は、どこへ行った。
愛は、どこへ行った。
涙は、出そうになっても、出てこないよ…。
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