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大野雄大を野手全員で攻略する。野球って本当にわからないものですねえ〜壮大な夢を諦めていないファイターズは。

2021 5/28 札幌ドーム F×D  10対1


神宮から札幌ドームへ舞い戻ったファイターズ。移動ゲーム(別の場所から移動してきた日に、即試合があること)で疲れているのかと思いきや、なんかみんな元気でしたね。雨が降る心配もないからか。久しぶりにホテル暮らしから開放されたからか。

翔くん、帰ってきて〜〜😭 と叫んだ翌日に、スタメン(試合開始時に出場する選手たちのこと)全員安打。しかも相手は、去年の沢村賞投手、セリーグを代表する左腕、大野雄大。去年ほどの圧倒的な力は見せてはいないもののエースはエース。

挑むファイターズ打線は、神宮で大活躍した五十幡くんを外し、1番センター淺間大基、2番ファースト高濱裕仁 4番DH近藤健介の横浜高校ライン。

なぜ絶好調、五十幡を外すのだ? 

予測その1、五十幡くんはキャンプで足を怪我した経緯があるので、今後のために無理使いをしないと決めている。

予測その2 昨年からの新型コロナの影響から、プロ野球は過密スケジュールの上に、選手たちは遠征先でもホテルに缶詰、さまざまなストレスを被り思った以上に疲労している。きちんと調べてないので、確かではありませんが、正味あっても週1の休みしかない状況で、各選手に休みを与えているように見える。

昨日打ったのに、昨日活躍したのに え?なんで休み?と思うこと、よくあるんだけど。相手によりデータやアナリストの提言によるものもあるにしろファイターズは選手ファーストなんで、過酷なシーズンを心身ともに少しでも安定して乗り切れるように、配慮してるのではないか? というあくまでもわたしの想像です。

それと、以前から述べてるように、ファイターズは「誰が出場しても勝てるチーム」になることを目指している。この5年間、全くうまく行ってないけれども、模索してるのは、確かだと思う。

「今いる選手がベスト」 

栗山監督は繰り返すように、ファイターズは球団事情もあり、潤沢な選手の確保は難しい中、存在する選手の力を最大限に引き出して、生かしながらなおかつ勝つという非常に壮大な夢を描き、現実には困難な道を選んでいる。

でも逆に言えば、すべての選手にチャンスがあるので、チームは、日々、刻々と変容しながらシーズンを進んでいく。

ルーキー五十幡に、何年も狙ってきた外野レギュラーを奪われそうな淺間大基は。一昨年は育成枠になって、去年、もしも一軍で大活躍していた野村佑希が、怪我でリタイヤしなければ、選手生命すら危うかった高浜裕仁は。捕手レギュラー争いで、なぜか春のキャンプに2年連続で呼ばれなかった石川亮は…この6月を迎える交流戦で、一軍にいて、スタメン出場している。

一方、10年以上も主軸バッターであり続け、滅多に休むこともなく雨が降っても雪が降っても出場し続けてきた、中田翔は、消耗の果てなのか、何の理由とはわからないけれど、野球をしない。チームにいない。

2014 年横浜高校から二人で入団。ドラフト3位の淺間大基と7位の高濱裕仁には、スタート時から格差があった。レギュラーを期待されながら故障に泣かされ続けたアサマックスと鳴かず飛ばずの二軍暮らしを過ごしたマルコメくんは。結局は、二人とも苦労の7年目、ここまでやってきて一軍で会い見える。

何が起こるのかわからない野球人生。何が起こるかわからないたった一試合で、打線が機能したり、しなかったり。打ったり守ったり、打てなかったり守れなかったり、負けたり負けたり、勝ったり負けたりしながら。

本当に、野球ってわからないものですねえ とつぶやきながら。

そして、また今日は始まり。明日へ続く。

(そしてだからやっぱり中田翔は、戻ってきたらいいんだよ。チームに居場所はある。チームを支える「ベテラン選手」になる覚悟を持って、戻ってきて欲しいな。)







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