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2021年、野球っていうのは、人生っていうのは、本当にわからないものですね。叩き潰されてまた立ち上がるファイターズは。東京ドームでホームラン、ホームラン!

2021 6/5 東京ドーム G×F 4対6

ちょっとびっくりますが、去年の7月9日に、わたしは、上記リンクした記事をnoteに書いている。これがまさしく毎日書くことの効果の一つでもあるけれど。

去年の今頃、6月の野村佑希は一気に台頭し、低迷するチームの期待を一心に背負って活躍していた。その影で、高濱裕仁は、育成契約選手として先の見えない日々を過ごしていたし、捕手石川亮も不遇の鎌ヶ谷暮らしが続いていた。のだったが、その一月後の7月には、野村くんは、3ヶ月の重症を負い、代替えとしてファームで首位打者だった高濱支配下登録、石川亮も一軍に呼ばれ、一挙に逆転現象が起きていた。

さらにその約一年後、6/2 マツダスタジアム。淺間大基、高濱裕仁の横浜高校同期コンビが、スタメン1,2番で出場。ルーキー時は、アサマックスが大活躍、近い将来のレギュラーと目算されていた。絵に描いたように「うさぎとかめ」の二人だったが、7年かかって、ついに横並びに。

そして、昨夜、カメの方だった高濱裕仁は、放った。東京ドームで、代打満塁ホームランを。

アサマックスも、そして野村佑希も昨夜は、代打だった…石川亮は、先発マスクだった。この1年で、彼らの野球人生は、本当に行ったり来たり、上がったり下がったり、目まぐるしく、そしてこれからもきっと動き続ける。

(わたしの想像では)野球へのモチベーションが枯渇してしまった中田翔が戻ってきたファイターズ。最後までやると、自らに言い聞かせるような翔くんの姿は、未だもがいているように見えるけれど、きっとこの30代に入った野球人生のもがきが、その後の「ベテラン選手」への道を決めていくんだろうと思う。大人になれ、大人になるしかないんだ、中田翔。

台湾の至宝、王柏融。ワン・ボーロン、試合を決める逆転の一発が、東京ドームの巨人戦で生まれたことは、思う以上に、意味と価値がある。

王貞治と同じ名前の。4割バッター、台湾球界のスターは、「台湾」そのものをも背負っているんだと、この夜、わたしたちは、知ったはずだ。

「台湾にワクチンを送ってくださり、ありがとうございます。」

野球の試合のヒーローインタビューで、なぜロンロンは、そう語るのか。いや語らなければならないのか。ファイターズファンのみならず、少しでも想像してみてもらいたい。

異国の地に、たった一人で仕事をしに来る、野球選手のこと。「助っ人」とか「ガイジン」とか、時代遅れの常套句ですます前に、もうちょっとわたしたちは、考えてみたっていいと思う。

ズタボロの試合から、悲喜こもごもの逆転ゲームへ。東京ドームってやっぱしホームラン出過ぎでね? と疑惑を持ったりもして。

相手のジャイアンツでは、二軍から上がってきたばっかりの亀井さんが出会い頭に一発を放つ。出会い頭でない。準備の元に、当たれば一発で仕留める。まるで居合切りのお侍だね。亀井さん。ってなぜ亀井善行は、すぐに一軍昇格で、ファームで二日間に3本のホームランを放った陽岱鋼は、据え置かれたままなのか。なんで立岡宗一郎にも置いてかれてしまうのか。

亀井さんのホームランは、信頼の証明なんだよね…陽くんは、いかに信頼を勝ち取るのか。ジャイアンツに移籍5年目、契約最終年。このまま終わってしまっては、日本での野球人生に悔いを残したままになると、勝手に心配しています。苦労に苦労を重ねてここまできた陽くんなら、必ず、もう一度羽ばたくと念じます。

たった一試合に、書き連ねれば、尽きることもない。本当に野球って、人生って、わからない。そして面白いものだ、と思えるのならば。きっと幸せなんだろうな…。










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