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野村佑希の勝負根性。帯広の森で81試合目30勝にやっと到達のファイターズは。それでもなお。

2021 7/14 帯広の森市民球場 F×bs 6対2

二打席ともにフルカウントからだった。野村佑希のタイムリーヒット。オリックス田嶋投手の投げ込む球に2ストライクからのアプローチは、素晴らしかった。カウント的には野村くんが追い込まれているようで、だんだんオリのバッテリーが追い込まれていき、最後は吸い込まれるみたいに「打てるところ」に投げちゃうの…。

わたしには技術的なことは、皆目わかりませんが、野村くんの球筋についていくバットコントロールって、他の選手と違うように見える。なんでああいう風にできるんだろう?(どなたか教えてください)そして、勝負を決める場面で打てるのは「勝負強い」の一言で片付けていいもんなんでしょうか。

大事なところで打てる選手と打てない選手は、残念ながら確かにいるように思える。野村くんは、明らかに前者で、まあスケールのデカさでは途方もないけど大谷翔平も、初めからそうだった。西川くんもそうですね。

打点王を何度も獲得している中田翔。なのに勝負弱さーの方が印象づけられているかも…目立たないんだよね…実は翔くんてさ…。

大谷くんは、また別の筋ですが、西川くんにしても、野村くんにしても、前提として「自信」がある。前提として「自分は打てる」があって、だから「打つ」ためにどうしたらいいかがあって、どんどんアプローチしていく。

「打てる」のに「打てない」結果に対して、彼らは、ものすごく悔しがる。打てなかったから悔しいのではなくて「打てるはずなのになぜできなかったんだ!」って悔しがってる(ように見える)そして、だからまた次の打席は「打てる」を実現させるためにある。

本日の試合で3安打猛打賞だった高濱祐仁。彼も「自信」を身につけてきた。コツコツやってきた7年間で積み上げてきた技術を自由に使える時が来たのだろうか。のびのびやってる(ように見える)

2016年以来、ずいぶん時間がかかってしまったけれど、ようやく回り始めたファイターズの「スカウティングと育成」の野球が、2023年を目指して、こっからどこまで開花してくのか。やっと楽しみになってきましたね。

五十幡くんも翔くんも傷は癒える。大田泰示も拳士も、そして谷口雄也も松本剛も。捲土重来。このままではいられない。

全てのみんなの意志と力が、健やかに集まれば。まだまだわかりませんよ。わたしたちのファイターズは。

8月を待て。






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