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辿りつくべき場所へ。大航海は、始まったばかり。うちのヒロミがプロ一勝を掴む。三連勝(引き分けを挟み)みんなで漕ぎ出したファイターズは。

2021 4/28  福岡paypayドーム H×F 3対4

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 伊藤大海、ここまでの成績。リンクしたファイターズ公式HPより

先発五試合目。新人でローテションを回るのは、並大抵のことでない。まして伊藤大海、プロ初登板以来、六回以上3点以内のいわゆるQS(クオリティスタート)を続け、奪三振数も多く、毎回100球以上を投げている。

開幕1ヶ月を過ぎ、慣れるころが疲れてくるころ。福岡ドームのマウンドに立つ伊藤大海は、見た目もちょっと張りがなく、いつもの三振を取りまくる力投は見られず、少なかったフォアボールも5個と増えてしまった。

が、野球って本当に不思議なもので、本人的にも試合後に「状態は良くなかった中で」と話すように内容は良くはなくても、初の無失点で投げ終える。

最終回、九回裏1対4 ファイターズが3点リード。クローザー杉浦稔大。初めてのポジションで調整は試行錯誤だろう彼の顔色もやつれが見える。

勝ちを急ぐバッテリー。ホークスの看板、今宮、柳田と追い込んでからのホームランを打たれてしまう…先週は、岡大海にさよなら2ランを浴びた。青くなるわたしたち全国推定百万人のファイターズファン。でもこの夜は、ソロホームラン2本で済んだ(?って言っていいのかな😅)

>この日、テレビ観戦した佐々木監督は5度目登板での初勝利に「本当に良かったです」とホッとした様子。過去4戦は好投ながらも失点はしており「今回は無失点に抑えたことが最後につながったと思う」と話した。<

母校、駒大苫小牧、佐々木孝介監督、お話の通り。六回裏のノーアウト2塁からの大ピンチを無失点で抑えたことで流れを相手に渡さなかった。最後の甲斐拓也からの三振は、渾身のピッチング!痺れます。

伊藤くんの投げる試合は、野球が面白い。相手との駆け引き、勝負の綾がよく見えるから。なんつうか人間同士のぶつかり合い主体だった昭和の野球を現代のデータ野球を背景に駆使して、見せられてるみたいな? 古くて新しい。新しくて懐かしいような。

バッテリーは、石川亮。最近、サードでスタメンに抜擢されている郡拓也は、同じ帝京高校出身で三学年上の石川亮先輩に憧れて入学したとルーキーの時に話していた。石川亮は、ああ見えて(どう見えて?)帝京高校始まって以来の1年生正捕手で、甲子園にも出場している。大谷翔平要する花巻東とも対戦し勝利しているのである。えっへん。

ってわたしが鼻息荒く自慢することではないですが、自慢してみたい。ドラフト8位。同じく帝京高校出身の杉谷拳士先輩は、テスト入団だったが、石川亮もそうだったような(調べてみたけど記事が発見できません)

ファイターズは、かつては全員支配下を貫いていた。今なら多分育成枠だったと思う。そんな最底辺の位置から8年目。

これまで色々、本当に色々あって紆余曲折。一昨年からなんか使われ方が妙な感じだなあって思ってたんだけど…この発言のせいだったのかな?😅

記事のおしまいの方、自分で話してますが、若干調子に乗りやすい、良くも悪くもサービス精神が旺盛なタイプで喋り過ぎてしまうこともあるんでしょう…監督批判や球団批判をしてるわけじゃないけど、事情をよく知らない一般周囲から、そう受け取られかねない発言て、意外と厳しくフロントに取り締まられるからね。あくまでもどこまでもわたしのただの想像ですけどね。

実際のことはなんもわかりませんし、単に実力の問題とするのが正しい道として。とにかくファンの目線からしたら不遇の2年間を石川亮は、堪えてきた。堪えて堪えて、またチャンスは巡ってきた。亮たんの成功の元は、とにかくチャカつかないこと。落ち着いてリードすること。マウンドとホームベースの間で、静けさを貫く意思と集中力を保ち続けられるかどうか。僭越ながら、このところの成長ぶりを見て思ったりしています。

ドラ8の18歳は、26歳の年を迎える。ベンチに座る顔、表情は、相変わらずアイドル並にかっこよくて可愛いけれど。大人になってるんだよなあって。じーんとするのは、まだ早いんだよ…。

勝負は、本当に。伊藤大海にとっても、石川亮にとっても、いやファイターズにとって始まったばかり。こっからこっから。

えっちらおっちら、岸からやっと沖まで漕ぎ出した、大海原への旅を。羅針盤が目指す場所へ。

お父さんにとってヒロミの野球が希望だったんですね…泣かさります。






 



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