ナミダの訳ーファイターズを愛して13年目の夏。
107試合目 2019 8/ 12 H×F 6対3 ヤフオクドーム
先発吉川光夫ー前日、川島慶三だけは押さえてくださいよ、とお願いしたのに、あっさりヒット打たれよって…。どうしてそうなのよ、光夫…と涙にくれそうになった午後。朝っぱらからめちゃ忙しかったレジの仕事を終えるともう2時。
家に帰るとすでに0対3で負けている。ピッチャーは、金子弌大に変わっていた。ちーちゃんは、気迫に満ち、ストレートはビシビシ走って、素晴らしい投球。しかし、その燃える魂に、打線が応えることはできなかった。
13安打で3得点。勝てない時は、こういうもんだ。何をやってもうまくいかず、相手は、勝機を掴んだら決して逃さない。
強い強いタカに、またしても爪で踏みつけられるように、負けてしまった。
辛いわあ・・・。泣けてくるわ・・。なんで野球見てるだけで、こんな目にあうんだろうか。こんな目にあうなら、野球ファンなんてやめちまえばいいんじゃないか。誰に頼まれたわけでもなし、誰がファンだろうがファンでなかろうが、どうでもいいことなんだし。
わたしが、厳密に、ファイターズファンになったのは、2007年の日本シリーズでファイターズがドラゴンズに負けた日、からのことだ。2006年までのシーズンは、飛び飛びにしか見ていない。日本一になった日本シリーズをまともに見たくらいの。当時は、プロ野球から離れている時期だった。
2007年のシーズン前に、たまたまJCOMに加入してみたらgaoraでファイターズの全試合を中継していた。そこから急激にはまっていって、札幌ドームにも出かけるようになった。ペナント連覇とロッテとの死闘、クライマックスシリーズは、わたしを夢中にさせるに十分のスリルに満ち、感動的なゲームの連続だった。
そして迎えた日本シリーズ。前年と同じ中日ドラゴンズとの再戦。ファイターズはまるで鏡の裏返しのように、1勝4敗で落合ドラゴンズに叩きのめされた。
紙吹雪と紙テープが降り注ぐ中、ベンチの前で座り込む、坪井智哉、呆然と立ち尽くしているベンチの中の面々。まだ若い田中賢介は泣いていた。
わたしも泣いた。人生で味わったことのないような心境の、涙が溢れてきて、胸がいっぱいになって、流れ出る。
プロ野球は中学生の時から好きだったけれど、こんな気持ちになったことは一度足りともなかったから。
これって何なの? この気持ちって、どこから湧いてくるの?
その日から、わたしは、ブログを書き始めた。
ーナミダのファイターズー
ブログのタイトル名は、それしか思いつかなかった。
以来、13年。涙の訳は、今もわからない。
そして、ファイターズファンであることも、やめてない。
ナミダとともに。
また、これからも、続いていく。
ファイターズ 52勝51敗4分け 4位になってしまいました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?