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出国直前、留学の不安をどう克服するか | Episode 12

「日本人の英語を変える!ポッドキャスト」
012.出国直前、留学の不安をどう克服するか


音源はこちらから無料で聴けます。


今回のテーマは「出国直前、留学の不安をどう克服するか」です。

今回のゲスト、奏美さんの今の状況がまさに当てはまるので、それに合わせてテーマにしてみました。

奏美さんは授業についていけるか不安だそうですが、私も不安な時はありました。

みんなそれはあると思います。

不安と期待と入り混じった感じなんじゃないですかね。
奏美さんもそうなのでは、と思います。

1番不安なのは授業を聞き取れるか、他のクラスメイトとやり取りが上手く行くか。
読んだり、ディスカッションしたり、パワーポイントでプレゼンしたり…
そういったことに追われるんじゃないか、英語についていけるか、というのもとても不安だそうです。

授業の中で奏美さん自身がプレゼンする機会が多くなるのではないか、とのこと。
グループワークなどもあるそうで、聞くだけではなく、生徒側も発表したりすることがあるようです。

これは持ち時間にもよりますが、伝えたいことを一つだけに絞る。
欲張ると失敗するんですよ。

だから1つのことを伝える時にも導入がいるし、
聞いている人たちに「何の話なんだろう」というところからこちら側に引き込まないといけないじゃないですか。

話についてきてもらうように「こっちだよ」と持っていける導入が必要なので、
いきなり本題だけをぶつけるのは行けないので…
っていうと結構時間がいるんですよ、一つのことを伝えるにも。

なので、例えば10分とか持ち時間があったとしたら1個。

奏美さんもスピーキングの練習をした時、導入・ボディ・結論(コンクルージョン)を持ってくるというようにしていたそうです。

大体そのようにするのが良くて、なんらかのウォーミングアップがあるというのが基本だと思うので、どんな話をするのかっていうところをestablishしなければいけませんよね。

そこは抜かせないと思うんですよ。観客を温めるっていう。

最後も「で、結局は?」っていう落とし所を作らなければいけません。

そんなことをやってると10分なんてすぐなので。

その型を覚えておけばいいので、まずはその型を作って発表すればいいということです。


あとはアイコンタクトがどうだとか、色々とボディランゲージとか沢山ありますけど、
でもそれは今そんなに意識しても突然身につくものではないので、いいと思うんですよ。

パワポとかだとポインター・クリッカーを持ってページを進めたりとか
レーザーみたいなのが出て、指したりするじゃないですか。

その時画面の方を見ていると声がオーディエンスに届かなくなるんですよ。

なので、出来るだけオーディエンスの方を見たほうがいいんですよね。

それがあるかないかで全然観客側の「自分たちに対してプレゼンをしてくれたんだな」って思うかどうかっていう印象がガラッと変わってしまうので。

あと「何言ってるかよく聞こえなかった」とかに繋がったりするのでもったいない。
ただでさえ英語に不安があるのに届かないのはもったいないですよね。


また、授業で英語についていけるかどうか不安というのだったら、
前の方の席に行く、ということですかね。

早めに行って一番いい席を取る!

その方が先生との距離も近くてわかりやすいです。

部屋の造りにもよりますが、一番前が教卓が邪魔になってあんまりよく見えない
とかいうパターンもあるので「一番ここが良さそう」っていうところを選んだほうがいいと思いますね。

やっぱり後ろの方にいる学生よりは、前の方にいて先生に近い学生の方が覚えてもらえるし、コミュニケーション取りやすいですよね。
なんとなくで後ろ行かない方がいいですよ。不安はあるとは思いますが敢えて前に行きましょう。


結構一つ一つ細かくて「なんだそんなことかい!」って感じなんですが、一個一個の積み重ねが生む違いって大きいと思うので。

小さいことを一つ一つやって力にしていくということです。


あと、先生に名前を覚えてもらう、顔を覚えてもらうだけじゃなくて、こちらも覚える。

もちろん先生のこともなんですけど、他の仲間の名前や顔とかも早く覚えた方がいいので。話しかける時に名前をつける。

例えば話しかける時に~ Mary?とか。Hi! Mary!とか言ってから話しかけるとか。
必ず名前を言うようにする。

最初は覚えてなくても「あ、ごめん。何だったっけ?」って言っても許されるんですけど、
3ヶ月とか過ぎると流石に「誰だったっけ?」って言いにくいんですよ。
なので、最初はそれを結構大事にするといいかもしれませんね。

積極的にこちらから名前を呼んでいって、覚える。

すると奏美さんも抱える「クラスメイトの関係はどうなるかな?」という不安も解消されると思います。

頑張って話しかけて、話しかける時には名前を呼ぶ。
あとはノート取るのが上手そうな人を見つけるとか…って違うか。

頼りになるかどうか、その辺の吟味とか…


おそらくオンラインのモジュールがあったりとか、オンラインで課題を提出するようになっているところもあると思います。

そうすると、そのときのルールとかポイントがあって。

まずはそこにちゃんと自分の名前が載ってるか、システムの中に問題なく入れるかチェック。結構この辺が問題あったりして、1週間2週間遅れたりするんですよ。

私もそういうことがあって、パートタイムだったっていうのもあったと思うんですけど、
全然載っからなくって、学生課には行くし、自分の担当の教官には言うし。
もうたらい回しですよ。

まず自分のシステムに入れるかどうか、提出できる状態かを確認する。

早めにチェックすることをお勧めします。

提出直前になって「できないんだけど!」となると大変ですし、
1週間1週間課題が進んでいくので、「ディスカッションしなさい」とか「〜を提出しなさい」とか言われている時にできないから、つまずくんですよそこで。
それはできる限り避けた方がいいので、まずは早めに。

「そりゃやるでしょ!」って思われるかもしれないんですが、結構これ入れなかったりトラブったりするんですよ。

そういうときに、どこに掛け合ったらいいんだろう、とか。

みんながいろんなこと言うんですよ。
「これはITだ」とか「いやそうじゃない、これはアカデミックだ」とか
「学校の講師側に言ってくれ」とか。講師側に行くと「そうじゃなくて学生課行け」とか。
適当なこと言ったりするので、そういうことも含めて時間を見ておかないといけないんですよね。

全てが完璧にお膳立てされてるとは思い過ぎないようにということです。
日本のようにはいかないと思います。

それを頭の中に入れておいて早く手を打っておく。


あとは課題の図書は、リーディングリストをもらったら早く読み始めた方がいいですね。

試験とか課題の提出日が近づいてくるとみんなが借りるんですよ。
で、借りられなくなるのと、2回目3回目借りることって難しいと思うんですね、同じ図書を。時間的な制約もあるし、他の人が借りている可能性が高いので。

だから割と早いうちから自分のエッセイというか、小論文でも論文でもまとめる時に
方向性を考えて、いりそうなところのコピーをとったり…
今だったら写真でもいいんでしょうけどね。
ピックアップして、bibliographyをしっかり作ることですね。

Bibliographyというのは、参考文献の出典内容っていう情報を全部後ろにつけなきゃいけないんですけど、あれが結構大変なんですよ。

なので「あの本の名前は何だったっけ?」とか「エディションはなんだったっけ?」とかなると困るので。
「ネットで調べればいいじゃん」って思いがちなんですけど、それは本を借りた時に表紙を開いて内側に載ってますから、英語の本の場合は。
それを写真撮るかコピーとるかしておく。

あと、どこから引用したか、ページ数とか誰なのかとか、絶対その辺の情報が「あとでもう一回やる」って思わない方がいいです。最初からやってた方がいいです。

Microsoft Wordだと、そういう機能があるので、最初から入れてっちゃった方がいいですよ。面倒くさいけど。

あとで編集し直して、順番変わったりパラグラフの構成変えたりとかいうのは全然有り得るんですけど。それを反映させることができるんですよ。
目次とかも一度に出てくるので。

その辺のPCスキルをある程度サクサクとできるようにしておくと実は役に立つかもしれない。


あとは、留学生で英語がネイティブではないので、早過ぎなくてもいいんですけどタイミングとか見計らって、この人が担当であろうという各学校にいる相談役みたいな人を見つける。英語で論文を書くときのプルーフリーディングをしてくれる人に相談した方がいいかな。

まずそういう人が学校にいるのか調べてみるのもいいですね。

論文を書いた後に見てもらって英語を綺麗にするとか、そういうことをやってくれる人がいると思うので。国などによってお金がかかるかもしれませんが。

学校にそういう留学生支援のようなものがあるか調べて、積極的に利用しましょう。


また、ライティングは日本の学校だとあまりきちんと論理的に「こういう構成で書くものなんだ」というのはやらないと思うので、そういうアカデミックライティングのお約束・基本の部分を教えてくれるコースやセミナーがあったら取っておくといいかなという気がします。

学校が留学生向けにそういうコースを用意している場合もあるかもしれませんが、もうそういうことはできている前提で、ないかもしれないので、それは最初に相談した方がいいですよ。

奏美さんの行く学校のように付属の語学学校があるところもあるそうです。

この部分は時間と労力の投資をしてもお釣りがくるほどなので、いいと思いますよ。
知らないでいきなり書き始めると、英語で日記を書いているのと違うので。
型というか、ルールがあり、大学によっても違うので確認しておかないといけません。
書式が違うと言われるとそれでアウトか、少なくとも減点か…

もったいないですよね。

ページ数があれば装丁しなければいけませんよね。
ホチキスではいけないというときもあるんですよ。結構枚数があったりすると。

細かいんですけど、結構侮れないと思いますよ。
提出する日になってバタバタするわけにはいかないでしょう。

他の学生もてんてこ舞いになって混んでると思いますからね。
そういうときまで放っておかない方がいいです。私はギリギリの人でしたけど…


「イギリス英語と発音ワンポイントレッスン」のコーナー

今日は奏美さんが留学準備をしている中で「これなんて発音するんだろう?」と
わからなかった単語で、卒業生 OG, OB のことを指す alumni の発音です。

イギリスでも同じように使います。
Alumniは複数形で、1人だとalumnusといいます。単数はあまり使いませんが。

同窓会や同窓生とか、卒業生の会という意味です。
卒業した後に来る連絡、同窓会のお知らせなどの文脈に出てきます。


英語ではなく古語のラテン語。
英語にはラテン語やギリシャ語由来の言葉が沢山あります。
医療系の言葉はギリシャ語が多いようです。

日本で国語で漢文や古文などがあったような感じでラテン語・ギリシャ語などの授業がある学校もあるようです。


発音の仕方はぜひ音声でご確認ください。

次のエピソードは土曜日に配信されます。

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