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映画『風の電話』

昨日、舞台挨拶付きの鑑賞会に伺いました。

私には数人、話したい人がいます。
もう亡くなってしまった人たち。

私はいつも前を向いて歩くようにしてますが、ふとした瞬間、後ろを振り返る時、話したいと思う人。

皆さんには、話したい人がいますか?


岩手県大槌町の海を見下ろす丘にある私設電話ボックス「風の電話」。

電話ボックス内には、電話線が繋がっていないダイヤル式の黒電話があり、その横のノートには次のメッセージが書かれています。

「風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又は浪の音が 或いは小鳥のさえずりが聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい」

2011年の東日本大震災以降、来訪した人は3万人。
残された人が、死者への想いを風に乗せて伝えられる場所。

東日本大震災後、陸前高田市、大船渡市等でボランティア活動をさせて頂きました。
津波で家から流され泥がついてしまった写真を綺麗にしたり、家の中に入ってしまった泥を除いたり。

私の知人で、今でも母親が見つからない人がいて、当時様々な伝手を使って二人で探していたことも思い出しました。

映画全編を通じて、風が強くて。

ご招待頂きましたエグゼクティブプロデューサーの中西さん、ありがとうございました。

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