見出し画像

2:59→2:00に変わる日

シドニーがもうすぐ冬になる。

2週間続いた雨が終わったら、前よりも日差しが柔らかくなって、ギラギラした太陽は少しなりを潜めていて。以前は5時にオフィスを出ても、まだかなり上の方から照っていた日光が、最近は同じ目線でオレンジ色の夕焼けで迎えてくれる。

今日の明け方、サマータイムが終わりました。わたしたちが寝ている間に、午前2:59からもう一度午前2:00に戻って、起きてから「わーい一時間多めに眠ったね!」とはしゃいで。マニュアル時計を見て少し焦ったあとに、そうだったと安堵して、いそいそと1時間巻き戻す(ちなみに、iPhoneは自動で2:59→2:00になります)。

今まで2時間あった日本との時差が1時間になり、夜は少し肌寒くなってきて、昨日まで18:00でも明るかった窓の外が、今日はもう真っ暗で。1時間むりやり冬に近づける、それをみて、シドニーはもうすぐ冬なんだ、と改めて。

日本に居た時の様に、どこかからキンモクセイの匂いが漂って来たり、そこら中で揺れているススキをみかけたりするような、わかりやすい「秋の知らせ」はシドニーでは少なくて、なんだか風情が足りないなぁと毎年不満に思っていた。

だけど、なんのことはない、ここにはここの、四季の感じ方がありました。

もうすぐイースター4連休。どこに行こうかな、何をしようかな。

冬になったらまずはシドニーの光の祭典「VIVID Sydney」を見に行って、毎日お気に入りのマフラーを身につけて、毎週のように火鍋をして、それから、シドニーの冬はけっこう寒いから、クローゼットにしまってある湯たんぽを出すのも忘れずに。

何が言いたかったかというと、「ビーチと青空」のイメージのシドニーの冬だって、結構いいものよ、という話。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?