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メルボルン~わたしの初めての海外留学~その1

イギリスかオーストラリアか、、、高校二年生の選択

高校二年生の夏、当時私の通っていた高校では、希望者のみ夏休みを利用した短期留学制度があった。
留学先はイギリスかオーストラリアの二択。ヨーロッパ文化に憧れのあった私はもちろん迷わずイギリスを選択。
しか~し、イギリスを選択する生徒が圧倒的に多く、先生の審査が行われることになった。
高校に入学して以来、クラスの成績最下位ベスト5に常に君臨していた私はもちろん審査に通るはずもなくイギリス留学は叶わず、オーストラリアへ行くこととなる。

当時は大変がっかりしたのだが、後々心から留学先をオーストラリアにしてよかったと思うことになるのだから、人生はどうなるかわからない。

初めての海外

こうして私は生まれて初めて海外に行くことになる。
何もかもが初めての経験。離陸や着陸やCAや入国審査、どれをとっても新鮮で刺激的。

初めて見る街並みに心が躍り、交わされる英語にあこがれを感じ、、、
こんな高揚した気持ちで初のホームステイ先に向かう。

親日家&パワフルキッズ&ブラックキャット

4歳の女の子と7歳の男の子と両親の4人家族に猫一匹という家族構成のお宅に到着。優しそうな両親に、ちょっと照れて恥ずかしそうにしているブロンドの子供たち。いい人たちでよかった、大人しくて天使みたいにかわいい子供たちで本当に良かった、ほっとして荷物をといた。
しかし、そう思ったのもつかの間、持ってきたお土産を渡すと、子供たちが「Any more gift?」と繰り返す。
そこからかぶっていた猫がすっかり剥がれ落ち、遊ぼう遊ぼうの大絶叫。疲れてぐったりしていてもお構いなしに勝手に部屋に入ってくる。。。

両親も私たちのギフトに大喜び!聞けば親日家で日本語を習ってるんだとか。ほんの片言だったけれど、日本に興味を持ってくれていることがとても嬉しかった。決して派手でなく、控えめな面もある彼らだったが、ニッチなことに興味を持つ独特の視点を持つおちゃめな夫婦だった。そして、パワフルキッズたちに圧倒されて私の不安も吹き飛んだ!

明日からどんな毎日がはじまるのだろう、長旅に疲れて眠っていると、ブラックキャットがやってきて私と一緒に眠ってくれた。





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