「88PROJECT(ハハプロジェクト)」ができるまで
初めましての投稿をしてから、全く書けずに、2019年1月も半ばに...(笑)
育児しながら色々していると、1日ってこんなに一瞬で過ぎるものだっけ?と、ビックリしますよね。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
そして、初めまして。
私は 「88PROJECT(ハハプロジェクト)」という、お母さんのための新しい環境づくりをすすめるプロジェクトの代表を務めている、林 理永(はやし りえ)と申します。
88PROJECT(ハハプロジェクト)は、「共同保育/共同教育」を軸に、”子育て世代の新しい環境づくり”を目指すプロジェクトです。
みんなでみんなの子ども育てながら、「子育て」と「仕事」や「好きなこと」を自由に行き来できる社会へ。もっと気軽に「助け合える」社会へ。
#子育てに第3の選択肢を #すべてのお母さんが幸せな世界へ
88PROJECTも、昨年同様、新宿・常圓寺に場所をお借りして、先日より始動しています。 今年はいよいよ、「共同保育」システムを本格化する予定です!
さて、noteの最初のテーマは、「88PROJECT ができるまで」。
最初にどんな話を書くべきか迷っていたのですが、まずはこの88PROJECTが立ち上がるまでの背景でもある、”私”の話を少しさせてください。
「共同保育」体験の原点は、”実家で新生児3人子育て”
2017年11月11日 午前6時9分 長女・文未乃(ふみの) 誕生 @北海道。
そして、初めての出産を終えて戻ったのは、双子の新生児が待つ(!)、実家のお寺でした。
今見返しても、圧巻ですね(笑)。
実は私より一足先(12日前)に同じ産院で、妹が双子の男の子を出産していたのです。
88PROJECTの原点ってなんだろうな〜?と考えた時に出てくるのは、ここから約3ヶ月半の「共同保育」体験でした。
私と妹とばあばと、時々じいじと。大人4人に新生児3人。
その日々の細かいことはもう、あまり覚えていません(笑)。
誰か1人が泣けばみんなで泣き出すし。
おっぱい、うんち、ねんね、おふろ。
そうしているうちに、また寝られない夜が来て、なんとか朝になって。
妹とは、おっぱいも共有!
私は最初の頃 授乳がうまくいかなかったので、その時は妹に助けてもらったし、双子が両方泣いていてどうしようもない時は、今度は私が助ける側に。
そして普通の人の10倍の早さで動くばあばが家事と育児サポートを颯爽とこなし、じいじは遊びとねんねが上手。
こんな感じで、実家の家族がチームを組んで、”新生児3人を健康に育てる”ことを共通の目標として、「共同保育」をしていた3ヶ月半。
ダブル抱っこもダブルおっぱいも、新生児3人対私1人の状況も。そこで、いろんなことを経験しました。
生後2ヶ月経った頃、初めて娘を置いて1人で夜友達とお出かけできるチャンスがやってきて、化粧をしてヒールを履いた時、嬉しくて泣きました。
あと、産後初めてスタバに行った時も嬉しくて泣きました。あはは。
「あれ?私ってなんだっけ?」という感覚
娘が生後3ヶ月半の頃。ついにやってきた東京へ戻る日。
夫も朝早くから夜遅くまで働いているし、実家は北海道、義実家は九州。
本当に誰も頼れない、ワンオペ育児の日々が始まりました。
十月十日のあいだ目指さしてきたゴールを決めた!と思った瞬間から始まった、我が子との日々。初めてだらけで、いっぱいいっぱいになりながらも、家族との「共同保育」で駆け抜けてきた毎日から、一気に娘と1対1の生活へ。(初めて1人で抱っこ紐で娘を連れてスーパーに行った時は、店内は狭いし荷物は重いし慣れないし、どうしていいか分からなくて、またまた1人で泣きました。さっきとはまた別の意味で。)
そして、ワンオペ育児生活にも慣れてきた、生後半年の頃。
いきなりやってきた、なんとも言えない感覚がありました。
それは「あれ、私って何なんだっけ?」という感覚。
出産前まで私は、フリーランスで編集ライターをしていました。
仕事は概ね順調で、妊娠中も臨月まで普通に仕事をしていて、出産後も「時間も自分の自由にできるし、早々に復帰もありだな〜」なんて、ものすごく軽〜く考えていたのです。
やりたいこともたくさんあったし、将来の自分の理想像もあった。
友達と夜な夜な出掛けては遊んで、休日も自由にのんびり過ごし、毎日は充実してたと思う。
で、今(娘が生後半年になった当時)。
私は家と近所だけを生活圏として、一日の大半はおっぱいを出しながら、おかゆを炊いたり、野菜をすり下ろしたりして、お風呂には入れど自分は洗えず何日も経ち、いつ寝て起きたかの記憶が無いような日々を送っている。
もちろん育児しながら仕事復帰なんて、夢のまた夢。
しかも、出産育児を通して、見える世界ががらりと変わり、大切なものの順位が見事に入れ替わり、あんなに欲しかったアレもコレも、あんなに好きだったアレもコレも、なんだかそんなに大切じゃなくなっちゃった。
はて。「私」って何なんだっけ?
この頃からでした。
「母としての私」と「私自身」について、「働く」ことについて、を深く考え出したのは。
(つい先日、88PROJECTの運営メンバー2人と この頃の話になり、みんな同じ経験があることが判明! 1年ほど経った今でもこの気持ちは少なからず続いているわけですが、「これは”大人のモラトリアム”だね」と意見が一致(笑)。笑って話していたけれど、これはお母さんにとって、大問題です。)
そして、そこから、「自分の理想の働き方」について考えた結果、辿り着いたのが「共同保育」という考え方でした。
頑張って保活を乗り越えて週5で預けて完全復帰するのも、自分の気持ち的にはちょっと違う。そもそも保活の制度に納得できない。でも、ワンオペも無理。仕事したい!
それなら、同じ思いを持ったお母さんたちが、助け合えばいいのでは?
【お母さんのための新しい環境づくり、はじめます。】
「働くお母さんは、もっとハッピーになっていい!」
2018年7月号『VERY』の大特集。
表紙の下部に大きな文字で書かれたこの言葉に惹かれて、すぐに手に取り、レジに持っていったわけだけれど。
それは、私が文未乃を生んでから強く感じていることでもあったし、周りで同じく子育てをしている友達が心の底で思っていることでもあったし、いま日本で「母親」をやっている多くの人たちの、本当の気持ちを代弁している言葉でした。
働くお母さんだけじゃない。
「すべてのお母さんは、もっとハッピーになっていい!」
批判や否定を覚悟で言います。
私が東京で子育てする上で、「保活する」道を選ばないと決めたのは、そこにまつわることが、すべてネガティブに感じられたから。
いわば、自分や家族の“不幸”や“大変”を点数に変えて、膨大な時間と労力を費やし、入れた/入れないによって、お母さん(もしくはお父さん)のその後数年間の生活が大きく左右され、「入れなかった」人は、会ったこともない「入れた」人を恨むことになる。
子どもを生んで育てることって、子どもを生んだ後に仕事や自分の好きなことをするって、そんなに大変で難しくて、ネガティブなことでしょうか?
(もちろん、“保育園”自体がネガティブだというわけではなくって。)
子どもは可愛い。一緒にいたい。
でも、仕事もしたい。好きなこともしたい。
これは、どっちも私自身の本当の気持ちです。
でも、現状では、少なくとも私には、それを叶える環境や方法がありません。
(私の実家も主人の実家も遠いし、ベビーシッターを週に何回もお願いできるような経済状況でもないし。)
・
から。
自分でその「新しい環境」をつくることにしました。
「みんなでみんなの子どもを育て」ながら、
お母さんたちが自分の好きなことや、やりたいことができる環境。
もっと気楽に“働く”や“休む”を実現できる環境。
子どもたちもお母さんたちも、楽しく毎日を過ごせる仕組み。
現状では、実際に「物理的な空間」をつくるとともに、その仕組みや環境をシステム化して、全国のお母さんたちのもとへ輸出できるように整えていきたいと考えています。具体的なことはある程度固まっていますが、現在模索中。
何だか壮大で大変そうなことを思いついてしまったな、と私自身思っていますが(笑)
だからこそ、みなさまの協力が必要です。私1人じゃ何もできません。
もし少しでも興味がある方がいたらどなたでも!ご連絡ください。
どのような形でどのようなことをお願いできるかは、相談させてください。
ただし最初は手弁当なので…。ご容赦ください(泣)
子育てにまつわるすべてのことが、ポジティブに循環する社会になりますように。
理永
この計画は私1人では全く成り立たないので、Instagramでこのような投稿をした結果、予想以上に多くのコメントやメッセージをいただきました。
面識のないお母さんたちからも、嬉しい共感のメッセージが、本当にたくさん届きました。
こうして2018年8月に立ち上げたのが、「お母さんのための環境づくり」のプロジェクト = 88PROJECT(ハハプロジェクト)。
ここまでが、「88PROJECTができるまで」のストーリーです。
今は、私の原点でもある「お寺」から活動を始めて、「共同保育」を様々な場所で機能するソフトウェアシステムとして確立するべく、実験を重ねているところです。
なぜ「お寺」なのか?
具体的にどんな活動なのか?
は、また近々^^
#子育てに第3の選択肢を #すべてのお母さんが幸せな世界へ
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88PROJECT(ハハプロジェクト)は、ご協力いただける方々を随時募集しています^^
ご興味のある方は、お気軽にご連絡ください!
88PROJECT
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