間合いと賞賛
武田鉄矢さんがラジオで「間合い」について話していた。
そもそも間合いとは何か。
1 隔たり。「間合いを詰める」 2 適当な時機。ころあい。「間合いを見計らう」3 舞踊・音楽などで、調子や拍子の変化する間のわずかの時間。4 剣道で、向かい合った両者の隔たり。
「ソーシャルディスタンス」という言葉を聞かない日はなかった今年。武田さんの話を聞いて、日本にはもともと「間合い」って概念があったんだなぁと思う。
「間合いをとるのがうまい」とか「距離を縮めるのがうまい・下手」なんて使い方。会議で話すタイミングを見計らったり、相手との距離感を図って適切な言葉を選ぶ、など。・・・結局は「空気を読む」ってこと?
たとえば会議だったら、わたしは間合いをとりすぎて、発言のタイミングを逃してしまうことがありまくる。ばんばん大きい声で発言するひとはうらやましいなぁと思ったりする。
なんで間合いをとりすぎちゃうんだろうか。結局は自分への自信のなさが全てなのかなぁなんて思ったり。
そんなことを思っていた矢先の、石井ゆかりさんの今週の言葉がよかった。
「巡ってきたチャンスを掴むかどうか」と同じくらい、「その賞賛を自分のものとするかどうか」は、大事なテーマです。自分自身で選択できる部分がすこぶる大きいからです。無意識に「お世辞だ」とスルーしてしまった言葉も、まともに受け止めていれば何かしら、「その先」の物語があったかもしれないのです。少なくともこの時期、あなたを認めてくれる人の言葉は、あなたにとって「その先へのチケット」になり得るようです。
あぁそうだなぁと思う。今日、BOSSに仕事をほめられたけれど「いやいやそんなこと・・・」と謙遜しまくった。
けれどそこでちゃんと受け止めることで、何かはじまるかもしれない。受け止めてちゃんとエネルギーにすることだよなぁ。そのエネルギーを持って、「間合い」をとる。
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