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芥川龍之介とハンバートハンバート

彩瀬まるさん『骨を彩る』を読む。

「誰かを失うこと」をテーマにした一冊。

その中でも印象に残ったのは、妻を失った夫の話。夫が遺品を整理していたところ、手帳の中に「だれもわかってくれない」という一文が妻の字で書き込まれていた。その一文は芥川龍之介の詩とハンバートハンバートの歌詞の間に書かれていたとある。

この、芥川龍之介とハンバートハンバートという組み合わせがなんだか意外としっくりきていて。妙に心に残った。

オンラインゲームの中での人間関係が心の支えになってる会社員の話もよかったなぁ。

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「きょうのダーリン」を読んだらこんなことが書いてあって。ささやかな心の動きを書いておこうと久しぶりにnoteを書いた。

小説を書きたい、いい小説を書きたいので、古今東西のすぐれた小説をたくさん読んで(入れて)、読みつくすまで読んでから、いい小説とはなにかを知って、書きはじめる…なんてやり方、無理だって直感的にわかるだろう。書きたいことがあるのなら、書いてみたほうがいい。書いて、他のものが読みたくなったら読めばいい、そう言うと無鉄砲に思われるかもしれないけれど、ほとんどのことが禁じられているわけじゃない。やることだよ、発表することだよ、出かけることだよ。

2019.1.2『きょうのダーリン』

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