身の回りから「おもしろさ」を探す。『佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント』感想

三連休の最終日。料理しつつ、先週やってた『佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント』をタイムフリーで聴く。秋元康さんの回がおもしろかった!

特におもしろかったのが、秋元さんの発想術。

秋元さんは、「プロデューサーの仕事は『0を1にする』と思われているけど、絶対にそんなことあり得ない。0.1を1にする。なにか兆しや種がないと作れない」と語る。

さらに、「だから欅坂を見ていると、普通はグループが1つにまとまるんだけど、まとまらないおもしろさがある。不協和音でおもしろいなって、『不協和音』という曲になった」と明かす。

また、秋元さんがプロデュースした昨年のドラマ『あなたの番です』は、自身が住んでいるマンションの住民会から着想を得たんだとか。住民会では観葉植物の配置などの話をしていたのが秋元さんの記憶にあって、ここで何か違うとんでもない話にしたらおもしろいなと思って、「交換殺人」という『あなたの番です』のテーマが生まれたんだそう。

以前、秋元康さんが宇多丸さんのラジオで「作詞術」を話していた。その中で歌詞の着想についてこう明かしていた。

要するに日常の中で歌にすることではなくて、何が面白いと思うか?ということの方が大事なような気がする。
https://miyearnzzlabo.com/archives/26874

今回の佐久間さんとのラジオを聴く中で、いかに自分の身の回りから「おもしろさ」を見つけ出せるかなんだなぁ、と。先の『不協和音』の例をとると、「まとまらないおもしろさ」を伝えるのに、いろんなアプローチがあるなかで、「不協和音」という伝え方が見事だなぁと思った。

▽2020/2/26まではタイムフリーで聴けるようです。



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