温度をアゲる
私は、好きなものについて表現するときに「温度」や「温度感」、「体温」って言葉を最近よく使うなと気づいた。そして、「気持ち」って言葉も、だ。
このコスメは気持ちがアガる
この人の言葉には体温がこもっている
使っていて気持ちが高揚する
など。どうしてこういう言葉をよく使うんだろうと考えた。
それは、コスメや服、本の買い物といった、日々のちょっとした選択を「気持ちがアガるもの」を選んでいるから。
だから、それらについて書くときには自然と「気持ちがアガる」という言葉を選ぶ。
じゃあどうして「気持ちがアガる」ものを選ぶのか。
それはやはり今の環境があるんだと思う。人に会うことがままならなくなって、ずっと家にいるこの状況。せめて自分が身につけるものや得る情報で気持ちをアゲていきたいから。
そうするとそれを表現する言葉も変わる。言葉を届ける相手の温度もあげられるかもしれない。
もっと自分の、誰かの温度をあげる選択をしたいよなと思う。
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