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子どもだって、患者だって、障がい者だって、上司だって、親だって、他者に対する暴言や暴力は、犯罪行為につながってしまうことがある。その時は、必ずいつか終わります。あなたのその行為が、いつまでも続けられることはありません。だから、今傷ついている方達、一人じゃない。


先日、医療機関をおける
患者側から医療従事者に対する過度な要求や言動は、パワーハラスメントに繋がる場合があるという報道を聞きました。

日々、思うのは、
子どもだから・・・
患者だから・・・
障がいを持っているから・・・
上司だから・・・
親だから・・・
自分がもし、そういう立場になって、
社会的に無条件に守られているとしても、
それを良識の範囲で活かしていくのは、とても良いことだと感じます。

でも、
その権利を過度に相手側に要求してはいけない。
「自分は、絶対的に守られているのだから良いじゃないか・・・」
そうだろうか・・・。

例えば、子どもが教員に対して、暴言を吐いても、
「相手は子どもだから・・・」
「先生は、教育上、我慢しないといけない・・・」
そうだろうか。

障がいを持っている方が、支援者に対して、問題点を指摘し続けたとしても、
「相手は、守られる立場の人達だから・・・」
「支援側は、常に謙虚な姿勢で尽くさないといけない・・・」
そうだろうか。

患者側が、医療者に対して、要求がエスカレートしたとしても、
「医療者は、強い精神を持ち続けないといけないから・・・」
そうだろうか。

ケアする側もロボットではなく、人間の心を持っています。
私は、過去に
職場でも、自分の周りでも、
誠意をつくそうと前向きに取り組んでいる方が、傷つけられて、
離職してしまったり、病気になってしまったりする姿を色々な場面で見てきました。


思いやりのある優しい子ども達、
闘病に懸命な毎日を生きることに懸命な患者さん達、
苦手なこともあるけど前向きに頑張る障がいを持っている方達、
部下の成長を願って見守る上司達、
仕事に育児に大変だけど愛情溢れる親御さん達、
そんなキラキラと優しくて温かい人達を私は知っています。


どんな立場であっても、
どんなハンディがあったとしても、
どんな環境で育ったとしても、
他者に対する暴言や暴力は、のちのち犯罪に繋がってしまうことがあります。
なによりも、
暴言や暴力は、その行為を使う度に、他者に向かうのでなく自分に返ってきます、自分に返ってきた時に、最も傷つくのは、言われた相手以上に
言った自分自身です。

もし、近くにいる相手に暴言や暴力を行っている・・・
でも、相手は傷ついていない・・・と思っているかもしれませんが、
相手は、確実に傷ついているし、
相手がもし見過ごしてくれているのならば、それは相手の方が遥かに
人間的に出来ているということです。

相手が見逃してくれている、
笑って許してくれている(もしくは、相手にしても改善しないので、見過ごしてくれている。)ならば、それは相手のその広い心にあなたは、許してもらっているということです。


もし、自分の権利を利用して過剰なことをしているとしても、
その時は、どんな形であろうと、近い将来(経験上)強制的に終わります。暴力的な行為が、いつまでも続けられることはありません。ただ、終わった時に一生に渡って苦しむのは、加害側だということです。

だから、今傷ついている方達、一人じゃない。




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