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【元不登校が語る】冬休み明け、なぜ学校に行きたくなくなるのか?

初めましての方は初めまして!りえと言います。

私は小中高と不登校になったりならなかったりを繰り返し、今は大学で教育心理学関係の勉強をしている身です。

今日はそんな私が、
「冬休み明け、なぜ学校に行きたくなかったのか?」
と、試してみた対処法についてお話します!

今学校に行けなくて苦しい思いをしている人、
またお子さんの気持ちがわからず困っている人などのお役に立てたら嬉しいです!

理由①:寒い

……最初から拍子抜けしましたか?でもこれが一番大きい気がします……。
寒いんですよね、冬。
私は特に寒がりだったので、特に冬休み明けは布団から出られず。。。

2学期はなんだかんだ乗りこなせるんですよ。寒くなる頃にはもう冬休みだから。
でも、3学期は……寒いところからのスタート、しかもそれがこの先数ヶ月続くということがわかっている…………もう毎日お布団から出たくなかったです。

また、制服がスカート&マフラーとコートも指定で、道中もずっと寒かったため、それが毎日かなりのストレスでした。

季節変化によるストレスの増加って、実は案外大きいんですよね。
冬は日照時間が短くなるなどの悪条件も重なるため、冬季だけ抑うつ状態になる「冬季うつ病」も最近では多く報告されています。「冬は寒いものだから」と諦めたり我慢したりせず、減らせるストレスはなるべく減らしていきましょう!

【対処法】
①「朝一番の楽しみ」を作る
効果:★★★★
手軽さ:★★★★★
朝食に美味しいものを食べる、朝ゲームする時間を作る、部屋を暖房で暖めまくるなど、布団からストレスなく出られる方法を作りました! 私は食いしん坊なので必ず朝ご飯は好物を揃えてもらい、前日の夜からそれをイメージして眠るようにしたのですが、かなり効きました〜お試しあれ!

②なるべく快適な服を着る
効果:★★★★
手軽さ:★★★
制服の下に肌触りの良い肌着を着て暖かくしたり、最寄り駅まではもこもこのマフラーをつけたり……厳密に言えば校則違反ですが、背に腹は変えられません。先生だって私が学校に来る方が嬉しいはず。万が一怒られたら先生と相談しましょう。

理由②:人付き合い疲れ


実は冬休みって、意外と疲れるタイミングがたくさん……。なかなか会えない親族と会ってたくさん話したりしますし、初詣に行ったりなどのイベントもある場合もありますよね。

私は根が寡黙なので、これが……割と疲れるポイントで……笑
もちろんたくさんみんなと遊べる冬休みはとっても楽しかったです! ……ですが、幸せな方の疲れが溜まることは割とあって……。当然、学校でも人付き合いは絶え間なくあるので、それを想像して気分が沈むことはありました。

【対処法】
①丸2日くらいなんにもしない日を作る
効果:★★★★★
手軽さ:★
なかなか難しいと思うんですけど、自分的には一番効果がありました! 実は大学入ってからもたまーにやります。ほとんど何も喋らず、ぼんやりしながら本を読んだりゲームをしたりすると、気力が充填されます
どうしても行きたくない日は、思い切って「今日は充填にあてる!」っていうのも手です!

②本(など)を持っていく
効果:★★★
手軽さ:★★★★★
人付き合いをしなくても済む口実を作る、というのも一案です。人付き合いが面倒な日には、私はいつも続きものの本を持ち歩いていました笑 休み時間も全部読書に充てちゃえば、話す回数はだいぶ減ります!

理由③:クラスがピリピリしている

三学期って……結構ピリピリするんですよね、クラス……。
例えば、受験とか、あとは合唱コンクールとか。教室内の空気が重くて、なかなか気が重い人も少なくないのではないでしょうか。

私は特に合唱コンクールがキツかったです。体が弱くて、ずっと立っての練習が辛かったんですよね。でもクラス全体に「頑張ろう!!」みたいな空気があったので、次第に学校に行くのも腰が重くなり…………
他にも歌苦手な子とか、かなり辛そうにしていたのが印象に残ってます。

たかが合唱コンクール、と思われる方もいるかもしれませんが、特に優勝争いしてるクラスなんかは、非協力的だと村八分、みたいなこともそこそこありますから……辛いときは辛いですよね。

逆に、リーダー的なポジションにいるが故に辛い、ってこともあると思います。私も体調が良かった頃はパートリーダーとかやっていたので、板挟みで気分が沈む……ということも少なくなかったですね……どちらの立場でも難しい合唱コンクール、生き抜こうとしている皆様はとても偉いです!

【対処法】
こればっかりは結構難しいなと思いました。。。今の教育体制における問題点でもあると思うので、制度面からも解決策を考えていきたいところですね。

とりあえず私が試したのはこちらです↓

①事情を事前に周りに話しておく
効果:★★★
手軽さ:★★
体調が悪くて参加しにくいことを、先生や友人に話していました。勇気は結構入りましたし、理解してくれる割合も五分五分くらいでした(幸い担任が理解のある人なのでそこには救われました)が、気は楽になりました。

②周囲と愚痴りあう
効果:★★★★
手軽さ:★〜★★★?
「毎朝練習だるいわ笑笑」みたいなことを話せる友人ができると楽ですね。言い方は悪いですが、練習さぼりがちな人と喋る機会があるときは、そういう話をしてみたり……。でも状況によっては取りにくい対処法だなと思います。

③いっそその期間は休みがちになる
効果:★★★★
手軽さ:★
3学期だけ休みがち、全然ありだと個人的には思っています。
自分も1学期2学期は真面目に学校行って、3学期は休みがちってこと、多かったですね。だって寒いし疲れるしクラス怖いし!!!しゃーなし!!!

無理したら元も子もないので、行けるときだけ行きましょう!

最後に

この記事に目を留めた方の中には、今辛い思いをしてらっしゃる方も多いのではないかと思います。
私が感じたことや対処法をいろいろ並べてみましたが、もちろん皆さんの抱えているつらさは皆さんそれぞれで異なります。この記事の中の「対処法」がうまくいかないからといって、どうかご自分を責めたりなさらないでくださいね。

これからも少しでも皆さんが生きやすくなるお手伝いができれば嬉しいです!

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家庭教師のYURUMI
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ライター:りえ
小中高の間、不登校/保健室登校を繰り返しつつ進学。
東京大学に入学後、2年休学し、その後復学。
現在、東京大学文科三類2年

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