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西洋医学だけじゃ足りない?

 こんにちは、RIEです。今日は、私が臨床経験を経て感じたことを書いていこうと思います。

看護学生のころから、「これが正しい医療知識だ」と叩き込まれた西洋医学の歴史はわずか500年(めっちゃ最近!!)。 最近知りました。

西洋医学について簡単に言えば、体の悪い部分だけ(一部のみ)にフォーカスを当てて治療することがメインになる。血液データやバイタルサインのデータ、画像所見をもとに薬を処方されたり、処置が追加されていく。車で言えば、壊れた部分の部品の交換やオルの補充といった感じでしょうか。実際の治療を例に出すと、高血圧に対する治療って降圧剤の処方がメイン。上がった血圧は薬で下げます。高血圧になった根本的な原因に対する治療はしない。栄養指導を行うこともあるけど、食事だけが原因とは考えられないですよね。

同じ症状を持つ人がいても、きっとその人の体質によっても病気になった原因や治療は違うはず。しかし、西洋医学はエビデンスをもとに確立された標準治療を行うので、ほとんどの人が特定の症状に対して同じ治療をされる。

もうひとつ例を。患者さんの精神面の辛さや体の辛さ、これは感覚的な表現になるけど気の巡りの滞りのようなものに対する治療は西洋医学的な現場ではほとんどない。精神面のフォローは看護師の力量にもよるが、できることは限られる。場合によっては精神面へのフォローを精神科医に委ねたりもする。例えば、外科治療の合併症で体力が落ちて点滴やドレーンだらけで抑鬱状態の患者さんを精神科受診に出して向精神薬の処方・・・???疑問しかない。

なんとなく伝わりますか?西洋医学の足りないところ。

 臨床現場では治療していてもよくならない患者さんも多くいて、本当にこれでいいのか?と疑問を感じながら働くこともあった。 少しでも自分にできることを身につけてつけたいと、勉強したこともあった。でも、今の病院のシステム的に、看護師が個人的に、患者さんのケアのために資格等(例えば、リンパドレーナージやアロマセラピー)をとったとしても、時間の制約や人手不足などで活用できないし、そういう現場が多いのではないかと思う。

 西洋医学は、急性期治療や救急の分野では有力であると思う。しかし、慢性的な疾患に関しては対症療法がメイン。 東洋医学のように体を根本的に整えることも併用できれば、もっと良いんじゃないか。さまざまなセラピーや補完療法も併用すれば心身が癒され、回復力が増すんじゃないか、と思っています。

あと、西洋医学的な考えって『病気になったら病院に行って治療』だと思う。『未病』の段階からケアをして病気になる前に体を整える考え方ってほとんどないんですよね。予防医学を知り始めた私はこの段階からケアをするのってすごく重要だと思っています。

あと、医療の側面?闇と言いますか。医療もビジネスなんですよね。本当に患者さんの心身をよくしたいと思って関わる医療者も多くいますが、病院の経営や製薬会社の儲けなども見え隠れします。医療界は病気の人が増えれば増えるほど、儲かるのです。

本当に体にあった治療や、本当に体を健康にするためには、西洋医学だけでは何か足りないなと思うのです。

文章力もあまりなくて、思ったことをつらつらと書いてしまいましたが、私が西洋医学に感じる違和感はこう言ったところです。病院で働く仲間や尊敬する先輩もたくさんいるし、今の医療を否定するわけではないです。単に私が西洋医学的なアプローチが好きになれないだけなんです。


今回、『健康』という言葉を何回も使いましたが、健康というのもまた人によって異なるのです。次回は『健康』について書いていこうと思います。

読んでいただきありがとうございました。



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