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書道再開決定|子供の習い事|大人の趣味

はじめに

本日書道教室の体験に行きました。

決めました、来月から通います。それに至るまでの体験教室でのこと、前回のN OTEからの心境の変化を書く。

ちゃんと覚えてた

体験に行って、机の上に並ぶ道具を見て嬉しくなった。日常でまあ見ない道具たち。毎週見て使っていた頃を思い出す。

簡単に説明を受けて、手本をもらって、半紙は8枚。制限時間は90分。開始!

最初書く前、上手く描けるかしらとちょっと考えた。墨汁を硯に入れて、筆を持って浸す。根元までしっかりと墨汁を吸わせる。筆の表面につけるんじゃなくて、含ませる。しごき取るんじゃなく、筆先を整えるように硯の端を使う。

半紙にヘソ・体の正面を向けて、背筋をただして、トメ・ハネ・ハライ

名前を書くときは、書き手の下に反対の手を敷いて書く。筆が割れそうになっても筆の向きや筆運びで割れずに書く。墨を足すところ、足してはいけないところの勘所。

自分の中に埋もれていた感覚が、掘り起こされたようだった。

こんなに楽しいか

子供も大人もいる教室で、先生はそれぞれの書道を添削する。順番で先生に見てもらうのだけど、見てもらいながら話す内容が面白い。

だいたい生徒は、見てもらう前に言い訳をする。今回見ていただく書はこのようなものですといった報告でもある。先生もそうですかとそれを受けて、添削をする。添削中の会話の中に、先生と生徒それぞれとの関係性が滲む。

・珍しい名前、200人に一人から、2人に1人くらいかな→それじゃあよくある名前になっちゃうよ。

・来週は日曜日にします。だって友達のライブに行くから、ここには来れません。→君は素直だね。

・教室開始からの生徒、やめる時期が近い様子、やめたら寂しい、来た時のこと忘れないよ、覚えてるよあれは20△△年、△月△日→いや20△○年、○月▲日だよ。全然覚えてないじゃない。

何度マスクの下でニヤニヤし、何度声に出して笑ってしまっただろう。本当にずっと楽しくて楽しくてたまらなかった。

こんなに好きだった

体験をして、どれだけ書道が楽しくて、好きで続けていたかを思い出した。

体験後、少し考えて習うか決めてもいいですよって先生は帰そうとしてくれたけど、気持ちが冷めないうちに決めたかった。それが熱意だと思った。

来月から通います。今月は道具を揃えて、自主練習しようと思う。

おわりに

帰って見返す作品に、自分って結構字が綺麗じゃないという満足より、楽しかったなまたやりたいなという素直な気持ちが強かったはず。

褒められるために書くのではなく、楽しむために書きたい。

でもそれは、趣味なのだ。仕事にはならないのだ。おとなは、むつかしい。

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