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ホトカミアプリの言葉を決めました【UXライティング】

こんにちは!
ホトカミ運営のたつざきです。

毎週月・水・土曜日に運営メンバーが交代でホトカミ開発の裏側を紹介するホトカミ日記
今日は現在開発中のアプリ内で使われている言葉を決めていく過程をお伝えします。


UXライティングに挑戦!ボイスチャートの作成

私たちが普段何気なく使っているサービスには、必ずといっていいほど言葉が書かれています。
当たり前のことかもしれませんが、その言葉一つ一つは、作り手がたくさんの言葉から選び抜いて決めているわけです。

ホトカミでも今まで、サイト内で使われるたくさんの言葉を決めてきましたが、運営としてのこだわりや想いは大切にしてきたものの、専門の勉強は今までしたことがありませんでした。
アプリ開発を機に、今回はじめてUXライティングなるものを勉強してみました。
(UXライティングについては、noteディレクターの平野さんの記事がわかりやすかったです。noteの優しくて褒めてくれるUXライティングは大尊敬です)

まだ日本語の本でUXライティングについて書かれたものは少ないらしく、『Strategic Writing for UX』を参考に、まずはボイスチャート(ホトカミ内の言葉を決める指針となるもの)を作ってみました。

一番最初に私と代表の吉田さんがそれぞれ考えたもの。
考えている内容はほとんど一緒ですが、細かい表現に違いがありました。

最終的に、ホトカミが提供する3つの体験は「記録」「検索」「コミュニティ」に落ち着きました。

アプリのキャッチコピーを決める

言葉の指針がきまったあとは、「記録」「検索」「コミュニティ」の特徴を伝えるキャッチコピーを考えました。

飲食店や化粧品の口コミアプリ、○○好きの人のコミュニティアプリ、SNSやブログといったユーザーが投稿する形のアプリなどなど、他のサービスのキャッチコピーを見ては「ホトカミだったら?」と言葉を入れ替えてみたり、思いつく単語を羅列してみたり、30個くらいの案を出しました。

残った2案がこちら。(結局このどちらにもなりませんでしたが😅)

いったんは「神社お寺・御朱印のクチコミアプリ」に決まったものの、魚の骨がのどにつかえたような違和感がぬぐえず……
ホトカミは神社お寺に星をつけて評価するサービスではないので、「クチコミ」という表現にどうしても抵抗がありました。

「自分の参拝の思い出を投稿するサービス」に改めて重点を置き、読書記録アプリなどを参考に再び案を出します。

「"SNS"といえばコミュニティであることも伝わるのでは?」ということで、最終的には「御朱印・参拝記録SNSアプリ」に落ち着きました。

たった14文字を決めるのに、長時間侃侃諤諤と議論しました……

細かい言葉を一つ一つ修正していく

キャッチコピーを決めたあとは、アプリ内に使われている言葉をすべて書き出し、一つ一つ修正していきました。

すでにエンジニアさんとデザイナーさんがつくったコードがあるので、そのなかからユーザーさんに見える部分の言葉を洗い出します。

洗い出した言葉を一つ一つ言葉を修正します。

ちなみに、以下の点を意識して修正していきました。
(UXライティングを勉強しはじめたばかりなので、違う点もあるかもしれませんが…)

【ホトカミUXライティング指針】
・ホトカミは 御朱印・参拝記録SNS
・×お参りの記録 〇参拝記録
・×お参りの日付 〇参拝日
・「参拝記録」「参拝日」以外は、お参りを使う
・ボタンや遷移するとき、ユーザーが能動的に行動するときは「○○する」
 ※ただしどうしても文字数を短くしたい場合は○○で止める
・ボタンと画面のタイトルは揃える ex投稿する&参拝記録を投稿
・何を入力するのか示すときは名刺で体言止め ex 参拝日
・ホトカミユーザーさんのことは「みんな」と表現
・文章を書くときは敬語を使う(ため口多いとイラっとするので)
・「○○する / ○○しない」というボタンの選択肢は作らない。脳が混乱する。○○しないを言い換える。
・文章は簡潔に。行き詰ったら思いっきり文言を削ると見えるものがあるかも。
・ステップは刻む ex作成する→投稿する、入力内容を確認する→申し込む

以上「普段何気なく押していただいている投稿するボタンなども、考え抜いて作っていたりしますよ」というお話でした。

UXライティング、奥深かったです…!

今後も勉強しながら、ホトカミに使われる言葉たちをより良いものにしていきます。

ホトカミのアプリ、楽しみにしていてくださいね♪

【おまけの近況】
文化の日は、文京区小石川から台東区浅草までのウォーキング会に参加しました。

(左から上野公園不忍池の弁天堂、かっぱ橋商店街の河童、ゴールの浅草寺)
電車で移動してばかりのため点と線でとらえていた地名たちが、歩き回ることによって面としてつながっていく感覚が楽しかったです。

記事をお読みいただきありがとうございます。