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父が亡くなって感じたこと

父が亡くなって1ヶ月が経ちます。
亡くなる。と、無くなる。
感じがしていたのですが、
日々、父の残したものの大きさに気付かされます。
 
元々、父とはよく色んな話しをしていて
学生時代に、アパートに泊まりにきて
修学旅行みたいに夜遅くまで話したり
2人で飲みに行ったり、大人になってからも
一緒に語り合うことが多かったように思います。
 
それでも、たくさんの方に、
生前の父の様子を教えてもらい
自分の知らない父を知り
父がやってきたこと、
やろうとしてきたことに、
自分と共通する部分を
たくさん感じました。
 
わたしが知る限りでは、
自宅圏オフィスで仕事をしていて、
PTA会長をしていたり
まちづくりについて、口を出していたり
NPOを立ち上げて、国の事業を一緒にしていたり
 
教育や、社会をよくすることや歴史について
を探究し、色々と考え行動する人でした。
 
生きていた時だけじゃなく
亡くなってからも、
こうして人の想いは続いていくんだな。
ということを実感しました。
 
自分が思っていた以上に、
父の深い愛情を感じることが
できたように思います。
 
ただいつも、
仲良くしたいのに、話すと喧嘩になって、
えらそうに言ってくるし、 
すぐ怒るし、どなるし、キレるし、
ほんまに、なんでこんなに大好きなのに
喧嘩になるんじゃろう。
と、何度、泣いたことか。 
 
お父さんがどうやったら
わかってくれるか。
どうやったら、お父さんがうん。と言ってくれるか
子どもの時から、
そんなことばかり考えてました。
最初から、決めつけて話されて、 
 
え?なんで今、怒られたんじゃろう。
と思うことが多すぎて、
怒ったり、はぶてたり、泣いたりすると
更に怒られるので、
冷静に分析するクセがついて、
子どもの時は、とても冷めた子どもでした。 
 
更に、人が考えてることを
深く考えるクセがついて
この人に納得してもらうには
どうしたら良いだろう。
と、いつも思ってました。
 
そして、父に文句を言われたくない。
(怒られたくない)
納得してもらいたい。
という想いに縛られ、
不自由さを感じることさえありました。 
 
そんな風に思っていたのに、
先日、父が亡くなって、
色々、感じることがあり
ふと、父への想いに縛られてるのは、
私自身であって、
父が何かを強要したわけではない。
ことに気付きました。
 
大人になって、何かをする際に、
父の許可がいるわけでもないのに
勝手に、お父さんに認めてもらうには。
をどこかで考え、
勝手に、被害者みたいな気持ちになって
父を悪者にしていた自分に気付きました。
 
そして、姉も妹も遠くに住んでいることもあり、
何かあったら、すぐに実家にいけるように。
と思っていたけど、
本当は、自分に何かあった時に
助けてもらえるように。
 
心のどこかで、お父さんに甘えていたことにも、気付きました。
(実際、助けて。と言ったのは、雪に埋もれて車が動けなくなった時のみだけど)
 
父親のことを、めんどくさい。と言いながらも、
心の奥底では、守られてる安心感があったんだ…
と気付き、感謝の気持ちと申し訳なさで、
涙が溢れてきました。
 
ほんと、優しくて寂しがり屋な人なのに
えらそうだし、口は悪くて、
そういうところ、マジでイヤだわ。
って思ってたけど、
ずっと、強いお父さんを演じていてくれたんだね。
 
ありがとう。ごめんね。 
 
そんな気付きがあったこと、また、話したいよ。
 
写真は、いつも、お父さんに振り回される。
と思っていたけど、実は、密かに
大きな愛情に包まれてた人たち。

大きな気持ちの変化があったので、ここに記しておきます。

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