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【洗濯研究家&4児のママ社長】出産のご報告と当日の記録

こんにちは。洗濯研究家の平島利恵です。
2022年9月30日、無事に4人目となる女の子を出産しました。その一週間後、母子ともに退院をしました。

1年前に産んだ3人目のときの記憶が全くといっていいほどないので、今回こそは記憶があるうちにきちんと出産の記録に残しておきたいと思い、備忘録として出産記録を残したいと思います。
皆様に読んでいただくものというより、自分自身のための、まさに"note"に近いのですが、これから帝王切開やご出産される方の参考になれれば幸いです。

今回の出産について

今回の出産では4つの手術工程を実施しました。
(それぞれの用語の意味はご自身にてお調べいただけますと幸いです。)
①帝王切開
②臍帯血保存
③卵管結紮(らんかんけっさく)
④ケロイド瘢痕除去手術


帝王切開だけでも痛いのに、すべての工程を踏まえると相当痛いのでは?と思っていたのですが、結果、驚くほど痛みが少なかったです。

麻酔のこと

その訳は「硬膜外麻酔」という痛み止めの麻酔です。
入院の前日に「硬膜外麻酔」という痛み止めがあるのを知り、しかも今回お世話になる病院では麻酔科の名医がいるということも同時にわかり、「この先生に麻酔をしていただきたい!」と切実に思いました。
しかし、出産する病院は総合病院、かつ、名医の先生がいらっしゃることを前日に知ったところで指名なんぞできない…(涙)と諦めていたら、なんとその名医の先生に奇跡的に麻酔を担当していただけることに!
もう、この時点で嬉しすぎる(涙)。

手術中は好きな音楽をかけてくれるとのことで「好きなアーティストは?」と聞かれたのですが、なぜかとっさに「マルーン5」と答えてしまいました。そのおかげで、ノリがよく、かつリラックスできる曲がかかりながら和やかな雰囲気で手術が始まったので「ありがとう、マルーン5」と心の中でつぶやきました。

麻酔科の先生から、「僕の麻酔は痛くないので安心してください。ただし痛かったら謝ります。」とユーモアを交えながら、麻酔の流れ、術後の痛みがあったときの麻酔の使い方を説明をしていただきました。(それまでの帝王切開手術後が相当痛かったのを覚えているだけに)ガチガチに緊張していたのですが、先生の説明を聞いて身体がほっとして緊張がゆるみ、リラックスして手術に臨めました。

手術のときにリラックスするのがなぜ大事かというと、身体が緊張しすぎていると麻酔がうまく入らず、かえって痛い思いをしてしまうからだそうです。(私自身も初めて知りました!)
前回の手術の時は、手術に慣れていない先生だったので、ブスッブスッと明らかに太そうな針を刺されたあげくに、「あれ、入らない!」と3回も注射を失敗され、4度目は先輩医師に代わってようやく麻酔が入ったという苦い経験があります。今回も麻酔針を刺される際は「痛くないといってもブスっと感あるんだろうな~。」と思っていたら、「はいもう刺さってますよ~。いまから麻酔の確認しますね~。」と!?

もうびっくり。これぞゴッドハンド!

「すごいすごい~。全然痛くない!というか、いつ刺したんですか~?」と言っていたら「リラックスして姿勢がすごくいいんですよ~。だから痛くないんですよ~」と褒めてさえくれる(涙)。

生まれてくる瞬間を見たい!

今回で出産は最後と決めているので、どうしても赤ちゃんが生まれてくる瞬間を見たくて、「お腹切ってるところから産まれてくるところまで見たいんですが」とリクエストしたところ、快く「OK!!」のお返事。

手鏡越しに、自分のお腹を切っているところ、その中の子宮を切っているところ、赤ちゃんを吸引器で吸いだして生まれてくるところの一連を見ることができて、感動でアドレナリンは全開でした!
子宮がだいぶ薄くて赤ちゃんが透けて見えていたのと、子宮を切るところは思っているより慎重だなというところ、私がいちいちする質問に対して、丁寧に実況中継をしながら手術をしてくださったこと。こんなに素敵なお産ができてハッピー全開!と思ったところで、力尽きてその後は爆睡しました。

かろうじて赤ちゃんと一緒に写真を撮ってもらい、胎盤を触らせてもらった後は、傷口を縫合され終わるまで起きず・・。いろんな工程があったので帝王切開の手術より1時間半ほど手術時間は長くなったそうですが、ぐっすり眠れたのもリラックスしていたからなのでしょうか。

夫も赤ちゃんに会えてよかった!

13時50分に始まった手術も16時40分に無事終わり、手術室から部屋までの移動の途中で少しだけ夫と会えました。「感動した~」と言ってくれたのがなんか嬉しかったー。(前回はコロナ禍真っ最中で、入院から退院まで一切会えずでした。)産まれたての赤ちゃん抱っこできるのは出産直後のタイミングしかないので、どこの病院も、面会解除になったらいいなーと願います。

部屋に戻って術後1時間は、10分ごとに看護師さんの体温、血圧、傷口チェック。チェックされている時間以外はうとうと。
次の1時間は20分、次は30分と時間を伸ばして体温、血圧、傷口チェック
この時もまだうとうと。
その次の1時間は1時間ごとに体温、血圧、傷口チェック。ここで指先のパルスオキシメーターを外してもらいました。指に器具が挟まってること自体は傷口の痛みと比べたら大したことないけど、やはり煩わしいので、嬉しい。

術後2時間半後、約20時間半ぶりにお水を飲めました。
ただの水でしたが、これがすごく美味しくて美味しくて。

次は2時間くらい置きに朝までチェックしにきてくれて、かなり手厚い看護でした。おそらく前回違う病院でも何度も傷口チェックをしてくれたと思うのですが、術後が痛すぎてそれどころじゃなかったので、今回はじめて術後の経過を観察することができました。
そして手術当日も。爆睡とまでは行かないですが、眠れた感があったくらい痛みが少なかったのが本当に驚きでした。

帝王切開術後の痛みが出たらどうするかと言うと、痛くなったら硬膜外麻酔を流すケースのようなボタンをカチっと押します。そうすると「追い麻酔」が身体に入って、痛みが和らぐのです。この「追い麻酔」のおかげで次の日から背中を曲げずに歩けるようになりました。

人生最後のハッピーなお産でした

4人目にして、(何度も経験しているだけに怖かった)帝王切開後の痛みからも解放されて、そして手術前に思っていた自分の希望がすべて叶った、本当に本当にハッピーな出産でした。

最初から今回のような手術だったらきっとこれが当たり前に思っていたのかもしれません、最後だからこそ、過去の経験と比べることができたからわかるありがたみ。終わり良ければ総て良しとはこういうことなのかと、ひとりうなずきました。


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