名曲から学ぶ⑪
名曲シリーズ11回目です!
☆以下の譜を見て問題に答えましょう
①この作品はある作曲家の「シチリアーノ」という曲ですが、
A 作曲者名 B 作曲者の出身国 C 時代
を、次の中からそれぞれ選びましょう。
A 【バッハ / モーツァルト / フォーレ / ラフマニノフ】
B 【フランス / ドイツ / ロシア / オーストリア】
Ⅽ【バロック / 古典 / ロマン / 近代 / 現代】
②「シチリアーノ」という曲について、知っていることをあげましょう。
例えば、リズム、拍子などはどのような特徴がありますか?
③この曲はg mollですが、3小節目や4小節目は♮ミになっています。ここはある旋法を使っていますが、何旋法をつかっているでしょうか。
♪♪解説♪♪
①A フォーレ B フランス Ⅽ近代
近代フランスの代表的作曲家フォーレ(1845-1924)の中でもとても有名な「シチリアーノ」。原曲はチェロとピアノですが、後に編曲されてフルート&ピアノでよく演奏されています。
バッハにも有名な「シチリアーノ」という曲があります。
②「シチリアーノ」(フランス語だと「シシリエンヌ」)
「シチリア風に」という意味。シチリアの農民の舞曲で、8分の6拍子か、8分の12拍子、以下のような付点リズムが特徴的です。
③(自然)短音階の第6番目の音が半音上がっている・・
これはドリア旋法が一時的に使われています。
ドリア旋法については、以前記事にしました。参考までに。
→https://note.com/rie_matsui/n/nbb7fb9685ae3?magazine_key=med1d9d786b19
フォーレの作品は旋法がたくさん見つかります。
調性音楽、機能和声とは違う響きが何とも言えない魅力です。
この「シチリアーノ」の続きも機会があったらアナリーゼしてみてくださいね。
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なお、ある程度の知識がある方に向けて書いていますので、これじゃついていけない、という方は、ぜひ個別レッスンに!その人にあったレベルで解説します。(対面、オンラインどちらもあり)
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