名曲から学ぶ⑫
☆次の譜を見て問題に答えましょう
これは、ベートーヴェン作曲『弦楽四重奏曲第1番』の第1楽章冒頭を、大譜表に書き換えたものです。
①「弦楽四重奏」というのはどのような編成ですか?
②5小節目~8小節目は、ヴィオラのパート譜は以下の①~③のどれでしょうか。
③ 冒頭の速度標語は「Allegro con brio」ですが、
「con brio」の意味に近い他の楽語を次の中から選びましょう。
【appassionato / animato / grazioso / dolorso】
♪♪解説♪♪
①弦楽四重奏の一般的な楽器編成は、
ヴァイオリン1,2
ヴィオラ
チェロ
です。ヴァイオリンが2本(2人)ということ、あとコントラバスを入れないように気を付けましょう。
② 弦楽四重奏の楽器編成がわかれば、ヴィオラは下から2番目の声部になるので、大譜表と照らし合わせて、②が正解。
ヴィオラはアルト記号で書かれます。(時々ト音記号が出てくるときもありますが)
ハ音記号(C clef)が第3線にあるのがアルト記号。
③con brio 生き生きと
これに似たものは animato
他、appassionato 熱情的に
grazioso 優美に
doloroso 悲しげに
楽語に関すること、覚え方、勉強の仕方等は、
来週からもう少し掘り下げて解説していこうと思います。
なので、名曲シリーズは一旦これにて終了(^^♪
また気が向いたらこちらも書いていきます!
質問、感想、ご意見、こんなこと取り上げてほしい!などのリクエストありましたらお気軽にコメントください。
なお、ある程度の知識がある方に向けて書いていますので、これじゃついていけない、という方は、ぜひ個別レッスンに!その人にあったレベルで解説します。(対面、オンラインどちらもあり)
レッスンご希望の方はrie3_e_mail@nethome.ne.jpまで
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